|
|
小さい頃から地図が嫌いだった。国の名前も都市の名前も山や川や湖の名前もよく覚えられなかったからだ。しかし、何年も何年も異国の旅を続けていくうちに、いつしかガイドブックを持たず、ただ地図を一枚だけ持って旅するようになっていた。
地図には記されていない無限のことがある。 その無限のほんの一部でいいから手に入れてみようと、私はまた旅に出ることだろう。今度は、この『世界大地図』を頭に叩き込み、一枚の地図すら持つこともなく。もしかしたら、この『世界大地図』は、私にとって地図を捨てるための地図になるかもしれない。 |
|
|
|
|
イラクやアフガニスタン紛争のニュースを聞き、その場所を確認しようと考えたときも、スロバキアとスロベニア、アルバニアとアルメニアを混同してしまったときも、地球の環境問題に心を痛めたときも、資源をめぐる争いの実態を調べようとするときも、フランス旅行でパリを散策しようと思い立ったときも……。
そんなときに、一度に役立つ世界地図。そんな地図が欲しい。その夢が実現しました。
地図が大好きな人も、地図が苦手な読者にも、この一冊を。 |
|
|
|
|
やっと、です。
やっとめぐり逢えました、
理想の地図!
旅心を十分満足させてくれるくらい詳しくて、それでいて、中学生の社会科の地図みたいにわかりやすい。
家にいてこの地図をじーっと見ているだけで、世界中を旅した気分が味わえそうです。
いえでも、やっぱりじーっとなんかしていられません。見れば見るほど、
「行ってみたい!」という思いがつのってしまいますから。 |
|