2006年 04月号 和のこころを楽しむ女性誌 和楽    出版社小学館
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和楽

ご挨拶

 早春の候、皆様にはますますご健勝にてお過ごしのこととお慶び申し上げます。
  この度は『和樂』をご購読いただきまして、誠にありがとうございます。
  どうかこれからも皆様のご支援を承りたく何卒よろしくお願い申し上げます。
  さて、『和樂』四月号の特集は大向こうから「待ってました!」と声がかかりそうな仁左衛門さんの特集、「これぞ歌舞伎の真骨頂!片岡仁左衛門の艶と粋」です。ちょうどこの3月は歌舞伎座で十三世片岡仁左衛門十三回忌追善公演の最中です。これまで和樂では、玉三郎さん、勘三郎さんと特集を組んできましたが、いよいよ仁左衛門さんの登場です。以前孝夫時代に、大病して1年も舞台を休まなければならなかったとき、復帰の舞台で選ばれた演目が「お祭り」で、客席からかかるたくさんの「待ってました!」に、ほろ酔いの鳶頭(仁左衛門)が「待っていたとはありがてぇ」とせりふを聞かせる場面がありました。今回の特集でも仁左衛門さんは、そんな心意気で協力してくださいました。まさに待ってました!の46ページ大特集です。
  私も仕事がら歌舞伎を観る機会が増えましたが、仁左衛門さんの、顔よし、調子(声)よし、姿よしと三拍子揃った舞台を観るのは、とくに玉三郎さんとの共演には、こんなぜいたくがあるだろうか? と見惚れてしまいます。楽屋にごあいさつにも行きました。仁左衛門さんは、あのやさしい笑顔で迎えてくださいますが、こと歌舞伎の芸の話になると、心の底に熱いものを秘めた眼差しになり、何より真摯に語りはじめ、その気迫が聞くほうにも伝わってきたのを思い出します。ちなみに玉三郎さんの楽屋には静かな緊張感が漂い、勘三郎さんの楽屋は江戸の芝居小屋に来たような気分にさせられました。いづれにしろ歌舞伎を観る上で、私たちは今とてもいい時代に生きているのではないでしょうか? どうぞお楽しみください。
  この号のもうひとつのトピックスは、単行本『眼の力 夢の美術館』(三月下旬発売予定)刊行記念の短期連載「眼の力ふたたび」です。和樂創刊時の人気企画を2年ぶりに復活させました。とっておきの贔屓の会も用意しました。あわせてご覧ください。

                       「和樂」編集長 藏 敏則


「和樂」は新しい、日本賛歌の雑誌です。
和を楽しむ心から生まれたファッション、ビューティ、グルメ、インテリア、 旅などの企画が盛りたくさん。
“和”の真髄から“洋”とのセッションまで、豊かに感性を広げていただける雑誌です。

6ヶ月(6冊) 7200円 1200円 ( 「和樂贔屓の会」にもれなく入会! )
1年(12冊) 13200円 1100円 ( 「和樂贔屓の会」にもれなく入会! )
2年(24冊) 24000円 1000円 ( 「和樂贔屓の会」にもれなく入会! )


 

これぞ歌舞伎の真骨頂!
片岡仁左衛門の「艶」と「粋」

いかにも歌舞伎らしい艶と粋、奥ゆかしい品もある舞台で定評のある片岡仁左衛門さんの魅力に迫る大特集。‘98年に十五代目を襲名した片岡さんが、自分の生い立ちや歌舞伎に対する思いや、3月の十三回忌追善公演を前にして改めて感じている父・十三代目への尊敬の念を語ったロングインタビューなどを掲載しています。また、兄弟のように仲がいいという中村勘三郎さんのメッセージや、篠山紀信氏が撮影した臨場感あふれる舞台の写真にも注目です


 

『源氏物語』を歩く
光源氏の愛した姫君と桜

『源氏物語』に描かれた桜の情景を、京都の桜の名所とともにたどる特集です。山桜が花霞のように咲きこぼれる中、光源氏が紫の上に一目ぼれした北山のほか、京都御所や大覚寺などの桜も登場。平安時代とは風景や桜が変わった現代も、色褪せることのないその美しさがもつ可憐さや華やかさ、哀しさを美しい写真で伝えています。


 
 

京都「未在」と東京「和幸」が古人に捧ぐ
春、「花見懐石」爛漫

東西の日本料理の名店が、文人画家・池大雅と俳聖・松尾芭蕉をイメージしてつくった花見懐石を紹介。京都の「未在」がつくったのは池大雅に捧げる懐石。吉野に何度も花見に行ったという大雅を思い浮かべて、携帯できる瓢型の重箱に八寸を盛った、豪華な花見懐石です。東京の「和幸」は松尾芭蕉をイメージ。素材の味を生かした料理が並びます。都の枝垂れ桜の絢爛と、江戸の染井吉野の潔さが、それぞれの料理に表れたページになっています。


 
 

<四月の、小和樂>
京都でなければ手に入らない
老舗の「技」を買いに行く

京都の魅力のひとつが今も伝え残る、匠の技を駆使したさまざまな逸品。今回の〈小和樂〉では、「イノダコーヒ本店」の美濃焼の濾過器や、「宮脇賣扇庵」の茶扇子など、老舗の技を受け継ぐ道具100アイテムを紹介します。また、茶漉しや網杓子など、金鉱製品を製造・販売する「辻和金網」と、繊細なすかし柄の京うちわをつくり続ける「阿以波」の2軒で、完成までの行程を取材しています。


 
 

きもの麗春譜
「桜」をまとう

日本人の心の花ともいえる、桜をモチーフにしたきものを紹介します。“モノトーンの花びらが舞うシックな訪問着×春色の帯揚げと帯締め"や、“桜の木で染めた無地紬×花びらが織り出された帯”など、桜づくしのコーディネートのお手本にもなる特集。作家・青木奈緒さんが桜の季節や、桜のきもののエピソードを綴った随筆も必読です。


TITLE
 和のこころを楽しむ女性誌 和楽
出版社
 小学館
「和樂」は小学館初の定期購読者を対象とした月刊誌です。
和の心を楽しむ「和樂」をご購読いただくためには定期購読のご予約が必要です。
ご予約いただいた方には、「和樂」を毎月ご自宅までお届けします。


「和樂贔屓の会」のご案内と 新企画のお知らせ&イベント実施報告
「和樂」は読者の皆さま同士の交流を密にし、和の心を楽しみ、和の教養を深めていただくための様々なイベントを「和樂贔屓の会」として実施いたします。「和樂贔屓の会」は「和樂」を定期購読していただいた方のみが参加できる、会員制度のサロンです。(ご入会に関する情報はご購読開始後にご案内させて頂きます。和樂の定期購読者は入会が無料となっております)和の先達を招いた茶席やパーティー、演奏会や伝統芸能へのご招待など、多彩なイベントを予定しておりますので、お楽しみください。

「和樂贔屓の会」の新企画は、昨年4月に開催しご好評いただいた佃一輝先生の「煎茶入門の会」の第2弾、「恋する文人の会」です。一般 には公開されていない風雅なお茶室、京都・塵外室で、恋にちなんだ茶器を拝見しながら佃先生と楽しく恋を語ります。また、珍しい煎茶会席をお楽しみいただけるのも「和樂贔屓の会」ならでは。詳しくは、本誌7月号(192〜193ページ)をご覧のうえ、ふるってご応募ください。

一般には公開されていない和楽のバックナンバーのお取り寄せも、和楽の定期購読者にのみご提供している特典としてご用意しております。
6ヶ月(6冊) 7200円 1200円 ( 「和樂贔屓の会」にもれなく入会! )
1年(12冊) 13200円 1100円 ( 「和樂贔屓の会」にもれなく入会! )
2年(24冊) 24000円 1000円 ( 「和樂贔屓の会」にもれなく入会! )


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