出版・書店 業界 NEWS BOOKSルーエ


出版書店 業界NEWS TOPへ > 記事閲覧           新文化 定期購読 受付  

第2回「TSUTAYAえほん大賞」/『パンどろぼう』シリーズが2年連続受賞
日時: 2021/12/31 16:16:02
情報元: 日書連

カルチュア・コンビニエンス・クラブ蔦屋書店カンパニーは10月29日、東京・渋谷区の渋谷ガーデンタワーで第2回「TSUTAYAえほん大賞」の授賞式を開催。大賞は柴田ケイコ氏『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』(KADOKAWA)、新人賞は大桃洋祐氏『ぼくらのまちにおいでよ』(小学館)に決定した。
この賞は、全国のTSUTAYA・蔦屋書店の児童書担当者が「自分の子どもに読み継ぎたい、語り継いでいきたい」「50年後も読まれている作品をTSUTAYAで育てていきたい」という願いを込めて、直近1年間に出版された絵本の中から選出するもの。
当日は、保育士など育児に関する資格を多数取得しているお笑いタレント・タケトさんが司会、「イクメンオブザイヤー2019」を受賞し、3人の娘さんの父親であるお笑い芸人・NONSTYLEの石田明さんをゲストに迎えて受賞上位10作品と新人賞を発表した。
石田さんとタケトさんは、各作品を読んだ感想や、絵本をどのように我が子に読んであげているかなどの話を交えながら、会場を盛り上げた。昨年の『パンどろぼう』(KADOKAWA)に続き大賞を受賞した柴田氏は「昨年に続いてシリーズで賞をいただけるとは思ってもみなかった。一生懸命何かをやるけど失敗しちゃう、ちょっとドジなキャラクター設定を大切にしている。大人でも子どもでも、そういうところがあって良いのではという思いで作った。これからも長く読み継がれるような心に残る絵本を作っていきたい」、また新人賞の大桃氏は「普段はアニメーションを作る仕事をしていて、絵本をいつか作ってみたいという長年の夢がかなったのがこの作品」と話した。
第2回「TSUTAYAえほん大賞」の2位以下の作品は次の通り。2位=しおたにまみこ『たまごのはなし』(ブロンズ新社)、3位=いわいとしお『もりの100かいだてのいえ』(偕成社)、4位=前田海音『二平方メートルの世界で』(小学館)、5位=大塚健太『うごきません。』(パイインターナショナル)、6位=玉置永吉『あなたのすてきなところはね』(KADOKAWA)、7位=高橋和枝『うちのねこ』(アリス館)、8位=ソ・ヨン『おじいちゃんのたびじたく』(小峰書店)、9位=鈴木のりたけ『ぼくのがっこう』(PHP研究所)、10位=オリヴァー・ジェファーズ『きみとぼくがつくるものいっしょにみらいをいきていくためのけいかく』(ほるぷ出版)
メンテ

Page: 1 |