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9月期は前年比4・1%減/書籍は全ジャンルで前年割れ/日販調査店頭売上
日時: 2021/12/31 16:09:24
情報元: 日書連

日本出版販売調べの9月期店頭売上は前年比4・1%減。雑誌は、分冊百科が好調だった週刊誌が6ヵ月連続で前年を超えるなど好調に推移したが、全体では前年割れが続いている。書籍は、全てのジャンルで前年を下回った。コミックは、人気タイトルの新刊発売などで活況を呈し、前年比プラスとなった。
雑誌は5・5%減。月刊誌は、「会社四季報2021年4集秋号」(東洋経済新報社)と、最終号での重版が決まり話題になった「栗原はるみharu_mi秋号」(扶桑社)などが売上を牽引した。週刊誌は、8月31日創刊「隔週刊アメリカンカーコレクション」や9月14日創刊「隔週刊HELLOKITTYなつかしのアイテムコレクション」(ともにデアゴスティーニ・ジャパン)などが売上を伸ばした。
書籍は6・3%減。緊急事態宣言や荒天の影響が大きく、前年超えとはならなかった。学参書は、『公式TOEIClistening&Reading問題集7』(国際ビジネスコミュニケーション協会)、『ネイティブなら12歳までに覚える80パターンで英語が止まらない!』(高橋書店)などが売上を伸ばした。児童書は、『小学館の図鑑NEO深海生物DVDつき』(小学館)や『ふしぎ駄菓子屋銭天堂16』(偕成社)などが売上を牽引した。新書は、『スマホ脳』(新潮社)、『新型コロナワクチン本当の「真実」』(講談社)などが好調だった。
コミックは2・7%増。雑誌扱いコミックは、『ONEPIECE100』、『怪獣8号4』(ともに集英社)、実写映画が上映中の『東京卍リベンジャーズ』(講談社)の新刊・既刊などが売上を大きく伸ばした。書籍扱いコミックは、『ダンジョン飯11』、『ある日、お姫様になってしまった件について5』(ともにKADOKAWA)などが伸長した。
メンテ

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