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7月期販売額は11・7%減/コミックスが大幅な落込み/出版科研調べ
日時: 2021/09/28 15:45:54
情報元: 日書連

出版科研調べの7月期の書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は前年同月比11・7%減と大幅に減少した。
内訳は、書籍が同4・6%減、雑誌が同18・2%減。雑誌の内訳は月刊誌が同19・0%減、週刊誌が同14・3%減でともに2ケタ減。月刊誌は前年同月にコミックス『鬼滅の刃』(集英社)21巻が初版300万部で刊行され数字が大きく持ち上がっていたことと、返品の大幅増で激減した。
書店店頭の売上は、コロナ禍での外出自粛の高まりや、東京五輪が開催されたこともあって全体に低調。書籍は約3%減だったが、その中で学参は約15%増、児童書は約20%増と大きく伸びた。前年はコロナ禍で夏休みが短縮され、学参ではサマードリルなどが、児童書は課題図書の売行きが落ち込んでいたが、今年はこれらが回復した。
雑誌の売上は、定期誌が約4%減、ムックが約7%減、コミックスが約12%減。コミックスは、7月に実写映画が公開された『東京卍リベンジャーズ』(講談社)や『キングダム』(集英社)の新刊などが出て健闘したが、前年は『鬼滅の刃』の新刊・既刊が爆発的に売れていたため2ケタ減となった。
メンテ

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