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総合1位は『推し、燃ゆ』/『スマホ脳』も支持集める/取次大手2社21年上半期ベストセラー
日時: 2021/07/08 14:59:52
情報元: 日書連

トーハン、日本出版販売(日販)は2021年上半期ベストセラー(集計期間=20年11月24日~21年5月21日)を発表した。
総合1位に輝いたのは両社とも、第164回芥川賞を受賞した宇佐見りん『推し、燃ゆ』(河出書房新社)。生きづらさを抱えた高校生が、アイドルを応援することにのめりこむ姿を描いた物語で、幅広い年代の読者から人気を集めた。
総合2位は、トーハンが『秘密の法人生を変える新しい世界観』(幸福の科学出版)、日販が『スマホ脳』(新潮社)。トーハンのランキングでも3位に入った『スマホ脳』は、スウェーデンの精神科医が、スマートフォンが人間の脳に及ぼす影響を多くの研究成果からわかりやすく伝えた1冊で、世界的なベストセラーになっている。
実用書の1位は、よく当たると話題の占い師・星ひとみのオリジナル運勢鑑定法をまとめた『星ひとみの天星術』(幻冬舎)。2位には大人気コミック『鬼滅の刃』の原作イラストを用いた塗絵本『鬼滅の刃塗絵帳-蒼-』『鬼滅の刃塗絵帳-紅-』(いずれも集英社)がランク入りした。
ビジネス書1位は『人は話し方が9割』(すばる舎)。人と話すことが楽になり会話がうまくいくエッセンスを紹介し、19年9月の刊行から根強い人気を誇るが、コロナ禍でコミュニケーションの環境が変わり、オンラインでの会話スキルの重要性に改めて関心が集まったとみられる。
児童書は大人気シリーズ「おしりたんてい」の新刊、『おしりたんていおしりたんていのこい!?』(ポプラ社)、文庫は20年全米図書賞の翻訳文学部門を受賞した『JR上野駅公園口』(河出書房新社)が、それぞれ1位となった。
メンテ

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