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2月期販売額は3・5%増/月刊誌がコミックスの伸長で2桁増/出版科研調べ
日時: 2021/04/15 18:41:32
情報元: 日書連

出版科学研究所調べの2月期の書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は前年同月比3・5%増で、3ヵ月連続プラスとなった。
内訳は、書籍が同0・6%増、雑誌は同8・0%増。雑誌はここ3ヵ月、コミックの好調で大幅増が続いている。雑誌の内訳は月刊誌が同11・5%増、週刊誌が同8・4%減。月刊誌は先月に引き続き、『呪術廻戦』の既刊(0~14巻)、『ONEPIECE』の新刊(98巻)、『鬼滅の刃』全巻(1~23巻)や『~公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐』(いずれも集英社)などのコミックスが非常によく売れたため、2桁増となった。定期誌のみに限ると、前年同月が閏年で搬入日が当月より1日多かったこともあり、大幅なマイナスとなっている。書籍は返品が改善し当月もプラスとなった。
書店店頭の売り上げは、書籍が約2%増。好調な分野が多く、中でも文芸書は約20%増。芥川賞を受賞した宇佐見りん『推し、燃ゆ』(河出書房新社)が45万部へとさらに伸長した。児童書は「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」(偕成社)などの読み物、絵本、2月期に新刊が相次いだ学習漫画など各ジャンルが好調で、約10%増となった。
雑誌の売り上げは、定期誌が約3%減、ムックが約10%減。コミックスは約30%増。コミックスは2ヵ月連続で3割増となり、勢いが続いている。
メンテ

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