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日本図書普及/新社長に平井茂氏/図書カード発行高は387億円
日時: 2019/07/21 17:32:26
情報元: 日書連

日本図書普及は6月14日に東京・新宿区の本社で記者会見を行い、第59期(平成30年4月1日〜平成31年3月31日)の決算概況と役員人事を発表。平井茂専務が代表取締役社長に内定したことを発表した。6月28日開催の定時株主総会で正式決定する。
図書カードの発行高は前年比5・1%減の397億8900万円となった。内訳は、図書カードNEXTの「一般」が同5・4%減の383億8500万円、「広告(オリジナル)」が同6・5%増の14億400万円。回収高は同5・4%減の403億6100万円。内訳は、図書カードNEXTが335億4700万円(占有率83・1%)で、磁気の図書カードは64億3600万円(同16・0%)、図書券は3億7700万円(同0・9%)だった。
加盟店は前期末対比255店減の5845店。読取端末機設置店は同420店減の8383店、設置台数は同465台減の1万1555台となった。
損益については、発行高減少に伴う製作・流通コストの減少や、読取端末機の減価償却費の減少により、販売費及び一般管理費を圧縮。営業損失も23億3900万円と減少した。受取利息や有価証券売却益の落ち込みで営業外収益が減少したが、発行額の多かった平成26年度対象の未回収収益が増加し、税引後の当期純利益は4億6700万円となった。
今期は、紀伊國屋書店他で図書カードNEXTのWeb決済を開始。「夏のつぶやき読書感想文キャンペーン」や、市中に眠る磁気カードの利用を促進する「掘り起こしキャンペーン」を実施する。
役員人事では、相賀昌宏社長が代表取締役会長、平井茂専務が代表取締役社長、浅羽奉幸取締役が常務取締役にそれぞれ就任。平井、浅羽両氏は日本図書普及生え抜きで、同社出身者が社長に就くのは初めて。上野徹、藤井武彦、鈴木喜重、面屋龍延各取締役は退任。
[新役員体制]
▽代表取締役会長=相賀昌宏(小学館社長)▽代表取締役社長=平井茂▽常務取締役=浅羽奉幸▽取締役=森武文(講談社顧問・相談役)近藤敏貴(トーハン社長)平林彰(日販社長)舩坂良雄(日書連会長)藤原直(日書連副会長)▽常勤監査役=黒柳光雄▽監査役=鹿谷史明(ダイヤモンド社会長)服部達也(大阪屋栗田社長)西村俊男(日書連副会長)
メンテ

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