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1月期販売額6・3%減/コミックスの好調が続く/出版科研調べ
日時: 2019/03/22 15:50:50
情報元: 日書連

出版科学研究所調べの1月期書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は前年同月比6・3%減だった。
部門別では、書籍が同4・8%減、雑誌は同8・2%減といずれも低調。書籍のマイナスは、前年同月に部数の大きかった『漫画君たちはどう生きるか』(マガジンハウス)や高単価の『広辞苑第7版』(岩波書店)などが売れていた影響を受けた。雑誌の内訳は、月刊誌が同7・6%減、週刊誌が同10・2%減だった。
返品率は、書籍が同1・4ポイント増の35・6%、雑誌は同0・4ポイント増の47・4%。内訳は月刊誌が同0・2ポイント増の49・3%、週刊誌が同1・4ポイント増の39・3%。月刊誌ではコミックスやムックの返品が改善されたが、週刊誌の返品増が目立った。
書店店頭の売上げは、書籍が約5%減。この中で新書は約6%増と好調だった。樹木希林『一切なりゆき』(文春新書)が12月20日の発売から1ヵ月で50万部を超えるヒットとなったことに加え、『妻のトリセツ』(講談社+α文庫)など新規ヒットが登場しプラスになった。
雑誌は、定期誌が約3%減、ムックが約6%減、コミックスが約7%増。コミックスは『キングダム』(集英社)や1月からアニメが放映中の『約束のネバーランド』(同上)などが好調で5ヵ月連続のプラスになった。
メンテ

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