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文字・活字文化推進大賞は「絵本のまち有田川」に/第12回高橋松之助記念賞
日時: 2018/11/19 14:06:28
情報元: 日書連

読書推進と文字・活字文化振興に貢献し、業績をあげた学校、地方自治体、団体、個人を顕彰する第12回高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」(高橋松之助記念顕彰財団主催)の表彰式が10月29日に東京・千代田区のクラブ関東で行われた。
今回朝の読書大賞を受賞したのは、ひたちなか市立那珂湊第一小学校(茨城県ひたちなか市)、玖珠町立玖珠中学校(大分県玖珠郡玖珠町)、京都府立久美浜高等学校(京都府京丹後市)。最終選考に残った優秀校は5校。文字・活字文化推進大賞は、絵本のまち有田川(和歌山県有田郡有田川町)が受賞した。
贈呈式では、高橋松之助記念顕彰財団・浅野純次理事長が「昨年から最終選考に残った学校を優秀校として表彰することにしたが、今年の受賞校は全て去年の優秀校だった。1年間研鑽を重ねられたことが大賞につながったと思う。今年の優秀校もまた来年チャレンジしていただけるという良い循環ができるかと期待している。文字・活字文化推進大賞は、絵本をテーマに優れた企画と実行を重ねてこられたことが高く評価された」とあいさつ。
次いで衆議院議員で活字文化議員連盟会長・図書館議員連盟会長の細田博之氏が祝辞を述べ、同財団理事で元文藝春秋社長の上野徹氏が選考経過を報告した後、選考顧問で早稲田大学公共経営大学院教授の片山善博氏が講評を行った。続いて、朝の読書大賞は同財団理事で元家の光協会専務理事の柳楽節雄氏から、文字・活字文化推進大賞は文字・活字文化推進機構の肥田美代子理事長から、それぞれ受賞者に表彰状と副賞が贈られた。
「絵本のまち有田川」は、絵本コンクールなどの多彩なイベントや、学校図書館の整備充実、「絵本まちづくりグランドデザインの策定」、絵本コンシェルジュの育成など、「住んでいることを誇れる笑顔あふれる絵本のまちの実現」を目指し発展的に活動している点が高く評価された。受賞者あいさつで有田川町の中山正隆町長は「これまで絵本作家や出版社、大勢の方々に大変なお力添えをいただいた。今回の受賞が、絵本の町としてさらなる発展に導いていただけるような素晴らしい出会いになることを願っている」と語った。
メンテ

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