【 今秋には決着目指す 】 ポイントサービス
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- 日時: 2005/07/30 09:51
- 情報元: 日本書店商業組合連合会
書店関東ブロック会(鈴木喜重会長)は7月10日午後2時から箱根湯本「河鹿荘」で総会を開催。
関東6県書店組合幹部と日書連丸岡会長が出席した。
冒頭であいさつした日書連丸岡会長は「当面する課題は景品規約の見直しで、規約付則に定められた見直し期限、6月中を過ぎている。
公取からは@ベタ付景品の上限7%を一般ルールの10%に、A期間制限(現行年2回60日)の撤廃などを求められており、今秋には決着をつけたい」と述べた。
また、低率のポイントサービスについては日書連読者サービス研究特別委員会で読者サービスの1つとして検討に入ることを説明した。
鈴木会長を議長に進められた各県報告では、万引き問題の対応で「家庭裁判所の要請により、万引き事件を起こした少年と親に書店の立場を説明した」(茨城)「万引防止協議会が発足、シンポジウムを実施した」(埼玉)「ポスターを作成し書店に配布した」(栃木)など、各県ごとに対策が進む現状が報告になった。
このほか、組合員の減少が続く中、「既存組合員から賦課金値下げの要望が出ている」という報告や、「全国展開する大型書店が組合加入しない」「複合書店ワンダーグーが同一フロアで新刊と新古書を扱っているのは問題」「売上げが減り、取次への支払いに苦しんでいる」などの声が上がった。
これを受けて、鈴木ブロック会長は「ワンダーグーの新刊、新古書併売は読者の定価に対する信頼を損ない、周辺書店に影響を与える」と問題点を指摘。
日書連丸岡会長は「取引や配本の問題は実態調査で浮き彫りにし、分析・検証して協議していきたい」と、日書連の対応を説明した。
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