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大阪屋栗田、楽天の子会社に/書店の新しい収益構造を創出/楽天の会員基盤とIT基盤を活用
日時: 2018/06/06 09:19:53
情報元: 日書連

大阪屋栗田は5月25日、第三者割当増資を実施。楽天、KADOKAWA、講談社、集英社、小学館、大日本印刷(DNP)の6社より追加出資を受け、大阪屋栗田は楽天の子会社になったと発表した。社長には楽天出身の服部達也副社長が就任する。大竹深夫社長は特別顧問に就く。
増資後の出資比率は、楽天が51・0%、出版社4社とDNPが各9・5%、大阪屋栗田の持株会社OSSが1・6%となる。楽天は2014年11月に出版社4社およびDNPと共同で大阪屋栗田(旧・大阪屋)に資本参加し、筆頭株主(35・19%)として経営に参画してきた。
今後は、楽天が持つ会員基盤やIT基盤の活用、出版社4社の持つコンテンツおよびDNPの流通網、大阪屋栗田が有する物流基盤や書店ネットワークとの連携の強化を通じて、従来の取次ビジネスの枠にとらわれない幅広い事業分野におけるシナジーの創出を図る。
具体的には、全国の書店で導入を進めている共通ポイントサービス「楽天ポイントカード」や、5月8日から提供を開始した、書店からお得で便利な情報が届くスマホアプリ「ReadeePLUS+(リーディープラス)」、書店におけるアプリと連動したデジタルサイネージの活用など、書店の書籍販売をサポートする新しいエコシステムの創出を推進する。

[役員構成]
取締役会長
笠原和彦(楽天)
代表取締役社長
服部達也(楽天)
専務取締役
川村興市(楽天)
取締役
金田徴(日本出版販売)
同平野真一郎(楽天)
同関谷幸一(KADOKAWA)
同佐藤隆哉(小学館)
監査役橋洋(楽天)
同吉富伸享(講談社)
同林秀明(集英社)
同財前秀臣(DNP)
特別顧問
大竹深夫(講談社)
相談役
森武文(講談社)
同東田英樹(集英社)
同山岸博(小学館)
メンテ

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