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9月期販売額6・5%減/書籍はプラスも雑誌は2桁の大幅減/出版科研調べ
日時: 2017/12/06 18:40:43
情報元: 日書連

出版科学研究所調べの9月期の書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は前年同月比6・5%減となった。
部門別では、書籍が同0・5%増と4ヵ月ぶりにプラスに。文庫本で大物新刊の刊行が相次いだことや、新書、児童など売行きが良好なジャンルの底上げで伸長した。雑誌は同14・2%減。内訳は月刊誌が同14・2%減、週刊誌が同14・1%減。コミックスが2割以上も落ち込み大きく足を引っ張る形になった。
返品率は、書籍が同0・3ポイント増の35・5%、雑誌が同3・2ポイント増の42・4%。雑誌の内訳は、月刊誌が同3・2ポイント増の42・8%、週刊誌が同3・5ポイント増の40・5%。コミックスやムックなど不定期誌の返品増が深刻になっている。
書店店頭の売上は、書籍が前年同月比で約1%減。新書は『世界一美味しい煮卵の作り方』(光文社新書)などヒットが続出し約5%増となった。雑誌は、定期誌が約8%減、ムックが約4%減、コミックスが約13%減。コミックスは9月期は送品が大幅に減少したが返品も上昇し、売行きが大きく落ち込んだ。
メンテ

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