和昌会、洞本昌男会長「ややこしい時代になった」
|
- 日時： 2016/10/21 18:51:43
- 情報元： 新文化
- 大垣書店とふたば書房は10月18日、京都・左京区の桜鶴苑で第26回「和昌会」を行い、出版社や取次会社など約50人が出席した。ふたば書房の洞本会長は発足当時を振り返り、「こんなややこしい時代になっても続けることができて嬉しい」と感謝の意を伝えた。
大垣書店の大垣守弘社長は、「これまで新規店を出し続けてきたが、これからはそうもいかない」と話した。河出書房新社の小野寺優社長は「両書店は攻めの姿勢を忘れていない」と敬意を表した後、デジタル読み放題サービスに言及。「読者を掘り起こせることもあるだろう。しかし、一方で使い方を間違えると大変なことになる。出版社も書店もそして著者も食えなくなるかもしれない。コンテンツの価値を分かってくれる書店と向き合っていきたい」と同サービスの拡大に警鐘を鳴らした。
ふたば書房の洞本昌哉社長は7月に終了した56期の業績について、「書籍・雑誌」売上げが前年比2％減と伝えた。
|
|
