角川春樹事務所、創業20周年式典に300人超
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- 日時： 2016/10/07 14:39:18
- 情報元： 新文化
- 9月30日、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急で創立20周年記念祝賀会と第8回「角川春樹小説賞」の授賞式を行った。当日は同社の監査役を務める紀伊國屋書店の高井昌史社長、トーハンの藤井武彦社長、作家の北方謙三氏、幻冬舎の見城徹社長など、著者、書店・取次会社・出版社・印刷・製本会社など総勢300人を超す関係者が出席した。
角川春樹氏は刑務所の中で過ごした時代を振り返りながら、映画人・俳人としてクリエイターの矜持を示しながらも、「この肉体と意識がある限り、死ぬまで現役の編集者でいる」と決意を述べた。
今回の「角川春樹小説賞」は382作品の中から橘沙羅氏の「横濱つんてんらいら」が選ばれた。9月30日発売。精勤賞は書籍編集部の岡濱信之次長。
中締めに立った北方氏は「（春樹氏は）角川書店を出た時にすべてを失ったが、一番大切な誇りだけは持っていた。出所した当日に『吉川英治賞』の会場に来て、泣いていた」と話すと、春樹氏が壇上に上がり「こいつが泣くから泣いたんだ」と長い時間やり合った。
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