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旧大阪屋、第69期は増収増益の見通し
日時: 2016/06/20 18:57:40
情報元: 新文化

6月8日、三重・志摩市の賢島 宝生苑で行われた第50回「大阪屋友の会連合大会」で大竹深夫社長が第69期(H27.4.1〜同28.3.31)の決算について見通しを報告。売上割引前の売上高は約693億円(前年比0.8%増)で5億円強の増収。返品率は34.8%(同5.5ポイント減)と大幅に改善した。営業利益は「数千万円」、経常利益は「1億円台半ばを見込んでいる」とした後、売上高、返品率とも予算にはわずかに届かなかったが、「まずまずの結果が出せた」と総括した。
4月に旧栗田と統合して新会社、大阪屋栗田―OaK出版流通をスタート。同会は旧栗田の取引書店も参加する第1回「OaK友の会連合大会」として行われた。
田村定良会長(田村書店)は読者の消費動向の変化などに言及。超暴論と断ったうえで、「年1回、新刊、既刊を問わず、すべての書籍・雑誌を自由価格にする日を設け、読者のサービスする日をつくりたい」と提言。現在、大阪屋栗田の特別顧問を務める日販の加藤哲朗専務も出席。「大手取次に負けない基本となる物流態勢をつくりたい」と意気込みを語った。当日は総勢367人が出席した。
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