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大阪屋、新栗田出版販売を発足/統合会社は「大阪屋栗田」に
日時: 2016/03/12 17:54:57
情報元: 日書連

大阪屋は2月1日、民事再生を進めている栗田出版販売から取次事業を分割承継した子会社「栗田出版販売」(新栗田)を発足した。4月1日に大阪屋と新栗田が経営統合して発足する新会社の社名については、「株式会社大阪屋栗田OaK(オーク)出版流通」と発表した。
大阪屋は、取引出版社などに「栗田出版販売株式会社(新栗田)発足のご挨拶」「会社統合に関するご案内」を送付。これによると、新栗田の代表取締役社長には大阪屋の大竹深夫社長が就任、旧栗田の森孝弘氏と高梨秀一郎氏が取締役に就任した。その他の社内組織は従前の体制を継続し、4月1日の経営統合までの2ヵ月間を運営する。
経営統合後の新会社が目指す会社像、組織、営業体制については、大阪屋・新栗田両社の統合委員会で作成を進めており、新会社名は「株式会社大阪屋栗田OaK出版流通」を予定していると発表。正式社名が「株式会社大阪屋栗田」で、「OaK出版流通」はサブネームだとし、5百年かけて巨木となりそれから5百年生き続けるという樫の木(OaK)をイメージして、しっかり大地に根を張った、信頼される出版取次を実現していくという想いと決意を表したとしている。
統合後の出版社との取引条件は、大阪屋条件(正味・支払サイト・控除等)を継続して運用。書店の取引移管については、大阪屋栗田では大阪屋体系の書店コードを設定して書店に送品するため、新書店コードへの移管を4〜9月の間に順次実施する。移管前の書店は、栗田書店コードで継続して送品する。
物流再編については、OKCの新刊業務を出版共同流通と協業。書籍は2月1日搬入分から移管しており、雑誌も今夏頃に移管を予定する。注文品流通は、大阪屋注文倉庫が2月15日に出荷を終了、新センターである川西流通センターへ移転統合する。同センターは2月22日に本格稼働、在庫保有量50万点2百万冊へ順次拡大する。

〈新栗田役員体制〉
(2月1日付)○新任
代表取締役社長〔大阪屋社長〕○大竹深夫
取締役〔旧栗田取締役〕
森孝弘
同〔同〕高梨秀一郎
監査役〔公認会計士〕
○武田泰典
執行役員〔旧栗田執行役員〕森岡忠弘
同〔同〕塩沢衛
同〔同〕黒田敬三
同〔同〕小出直之
※栗田出版販売・山本高秀代表取締役は旧栗田出版販売清算会社(株KRT)へ、同・下村賢一専務、同・河本正美監査役は退任した。
メンテ

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