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合弁会社設立、タイ進出へ/出版4社とアニメイト
日時: 2015/10/09 16:01:45
情報元: 日書連

KADOKAWA、講談社、集英社、小学館の出版4社とアニメイトは9月1日、海外で日本のマンガ・アニメの正規商品を流通させるためのインフラ整備に取り組む合弁会社「ジャパンマンガアライアンス」(JMA)を設立した。
資本金は4億9600万円、代表取締役にはアニメイトの國枝信吾取締役が就任し、本社も東京・板橋区のアニメイト本社内に置かれる。KADOKAWAの塚本進常務執行役員、講談社の峰岸延也取締役、集英社の隅野叙雄販売部長、小学館の相賀信宏取締役の4氏が取締役に就いた。
まず、今秋にJMA100%出資の現地法人をタイ・バンコクに設立し、来春を目途に日本のマンガ・アニメショップを出店する。本物のマンガ・アニメ関連商品をファンが実際に手に取って購入できる実店舗を運営し、海外での海賊版対策を強化。日本のマンガ・アニメの海外展開をオールジャパンで促進する。また、最新情報の発信と現地リサーチを行い、インバウンドの拠点を作ることも目指す。
ショップにはマンガ、アニメ、キャラクターグッズ、映像ソフト、フィギュアなど関連商品を幅広く展開するとともに、イベントスペースも設ける。
タイのマンガ・アニメ関連市場は全体で150億〜190億円と想定されている。今後さらに成長する可能性が強いと見て、1号店として選んだ。
同日、東京・新宿区の日本出版クラブで開いた記者発表会で、JMAの國枝代表取締役は「各社一丸となって取り組むことで、本物の良さを世界に届けたい」と話した。
メンテ

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