出版・書店 業界 NEWS BOOKSルーエ


出版書店 業界NEWS TOPへ > 記事閲覧           新文化 定期購読 受付  

児童書関連7団体、議員会館で秘密保護法撤廃集会
日時: 2014/12/06 17:30:53
情報元: 新文化

12月3日、東京・千代田区の参議院議員会館で7団体で組織する「フォーラム・子どもたちの未来のために」が集会を開いた。各団体は特定秘密保護法が「子どもたちが多様な意見に接し、大人となって最良な判断を下す道を閉ざすものだ」と主張し、同法の撤廃を改めて訴え、さらに安倍政権が戦争への道をひた走っていると懸念を示した。
落合恵子氏は「特定秘密保護法の施行が閣議決定で12月10日と決まったが、まだ間に合うという気持ちは捨てたくない」と訴えた。また、澤地久枝氏は「これほど(秘密の対象が)無限定な法律はない。選挙では安倍さんの支持者を1人でも多く落とせるようにしたい」と反安倍政権の姿勢を鮮明にした。岩崎弘明氏(岩崎書店)は施行日の12月10日から「日本では子どもたちの未来に暗雲が立ち込めるが、女子の教育の必要性を訴えてきたマララ・ユスフザイさんがノルウェー・オスロでノーベル平和賞を受賞する。このコントラストが何ともいえない」と痛烈に批判し、マスコミ関係者に最大限の報道協力を要請した。
7団体は絵本学会理事会、絵本作家・画家の会、童話著作者の会、日本国際児童図書評議会理事会、日本児童図書出版協会、日本児童文学者協会、日本ペンクラブ「子どもの本」委員会。同フォーラムでは「法撤廃」の署名活動を行い、約2600人から署名を得ている。
メンテ

Page: 1 |