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書・雑協、「児童ポルノ禁止法」改正案に反対声明
日時: 2014/06/14 18:34:10
情報元: 新文化

書協「出版の自由と責任に関する委員会」と雑協「人権・言論特別委員会」は、6月5日に衆議院本会議で可決された「児童ポルノ禁止法」改正案に反対する声明を発表した。
それによると、改正案では「児童ポルノ」の規定に「殊更に児童の性的な部位(性器等若しくはその周辺部、臀部又は胸部を言う)が露出され又は強調されているものであり」と文言が追加されているが、「依然、定義は曖昧なままであり、いかようにも解釈されうる欠陥がある」と指摘。また、「単純所持禁止」規定については、「自己の性的好奇心を満たす目的で、児童ポルノを所持した者(自己の意志に基づいて所持するに至った者であり、かつ、当該者であることが明らかに認められるもの)」が罰せられるとしているが、両委員会は「そうした事実はどのように証明できるというのだろうか」と疑問を投げかけ、「児童ポルノの定義が曖昧なまま『単純所持禁止』を適用することに断固反対する」としている。
同改正案は5日、衆議院本会議で可決され参議院に送られ、順調に進めば今国会で成立する見通し。
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