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日販、来年3月の「ゴール」へ意欲
日時: 2014/05/16 14:27:40
情報元: 新文化

5月13日、東京・水道橋の東京ドームホテルで2014年度「日販懇話会」を行い、出版社や書店など約280人に中期経営計画「Change」の最終年度である今期の事業方針を伝えた。来年3月末までに「書籍返品25%、書店マージン4%アップ」を目指す同社の進捗を報告。
発売日前に新刊事前申込みができる書店向け「アドバンスMD」については、その対象商品を月間110点から750点の規模に拡大。現在約800書店が実施しているが、契約する2000書店に広げる。売上げに対し最大3%のインセンティブが発生する「PPI」では、昨期に140億円の売上げ創出効果があったとし、「ハイプロフィット企画」は対象商品をいまの4800点から1万5000点に拡大する計画も伝えた。
さらに、店内に在庫がなくてもその場で発注、事前予約もできる「attaplus!」は3月末時点で導入14書店で1万人が購入。現在は50書店以上が導入しているが、これを500書店に拡大するとした。また、雑誌定期購読システム「Maga―STOCK」についても、現在の133書店から500書店に広げる考えを示した。
平林彰社長はトリプルウィン・プロジェクトが発足した01年からこれまでの取組みを総括し、産業構造を変える「ゴール」へ決意を新たにした。66期単体決算について、売上高5667億円(前年比2.5%減)の見通し。返品は「書籍」で改善したものの、「雑誌」で悪化したと伝え、「大変、不甲斐ない実績」とした。
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