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【 「首都圏書店大商談会」盛況 】
日時: 2011/11/21 14:41:43
情報元: 日書連

第2回「首都圏書店大商談会」が10月26日、東京・秋葉原のアキバ・スクエアで開かれた。

来場書店は昨年比60%増の295店・425名と大幅に伸び、成立した商談も2132件・5127万4548円と昨年(1818件・4084万1309円)を上回った。

 この商談会は、8つの取次会で構成する同実行委員会(実行委員長=奥村弘志・南天堂書房社長)の主催、日本書店商業組合連合会、東京都書店商業組合の後援で開催。

 当日は太洋会総会などいくつかの出版関係の会合が設定されたことから、九州や四国など首都圏以外の書店も多数会場を訪れた。

11月11日に大阪で開催される帳合を超えた商談会「BOOK EXPO」を控えた同実行委員会の萩原浩司代表幹事が関係者と談笑する姿も見られた。

 出展社は96社100ブース。

会場は一般79ブース、児童書9ブース、コミック12ブースの3エリアに分かれ、「目的に合わせて商談を行うことができた」という書店関係者の声が多く聞かれた。

昨年より広くワンフロアになったことで、会場内の動線が良くなったことを評価する声もあった。

 また、今回は各出版社の商品、イベント情報、特典などを掲載したパンフレットを開催3週間前に配布。

事前に読み込んできた書店は効率的に会場を回り、発注に向けた検討を十分に行うことができたようだ。

 イベントコーナーとコミック・イベントコーナーでは、著者を招いてのトークショーや体験型ワークショップ、販促ミーティングなどの催しが行われ、終了後にその場で商談が進む場面も見られた。

コミック作家のトークショー後にその作品900冊を単独発注するコミック担当者もいたという。

 出版社からは「昨年以上に『この機会に良い商品を仕入れたい』という熱意を感じた」「規模、内容とも昨年より充実していた」などの声が聞かれた。

 商談会を盛況裏に終えて、奥村実行委員長は「出展社は会場のキャパシティの関係で100ブースとなったが、まだ出展希望社はあった。

書店に商談会の内容や成果をしっかりと伝えることができれば、もっと来場者は増えるはず。

われわれ出版業界人がこの業界を良くしたいとの思いだけで、みんなが手弁当でやってきたこの商談会を、もっと多くの方々に活用してほしい」として、第3回目をさらに充実したものにしたいとの思いを語った。
メンテ

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