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【 電子書籍端末を店頭で販売 】 
日時: 2011/07/18 16:06:23
情報元: 日書連

日書連は、ウェイズジャパンと提携して実施する書店での電子書籍サービスについて、6月30日に日本出版クラブ会館で記者発表会を開催した。

 今回始める事業は、ウェイズジャパンが開発した電子書籍端末を書店組合加盟店が店頭で販売。

端末を購入した読者が同社の運営するプラットフォーム「雑誌オンライン+BOOKS」で電子書籍を購入すると、端末を販売した書店にロイヤリティが支払われるというもの。

日書連は各県組合への後援活動やコーディネーションを担当し、各県組合は参加書店の募集と取りまとめ、ロイヤリティの分配を行う。

参加書店の初期費用は約2万円。

 販売する電子書籍端末は6インチの電子ペーパーとWiFi対応の通信機能を搭載。

予定小売価格は1万9800円。

販売開始は今秋を予定し、コンテンツはコミックを中心に約1万5千点からスタート。

2012年末には約10万タイトルまで拡大させる方針。

 発表会には日書連から大橋信夫会長、流通改善委員会・藤原直委員長が出席。

大橋会長は「書店は日を追って厳しい状況になっている。

電子書籍はあたかも黒船の如く表現されているが、それを敵にするのでなく売上げにつなげていきたい」とあいさつした。

 ウェイズジャパンのアラム・サルキシャン代表取締役は同事業の特徴について「読者の購入に応じて端末の販売書店に半永久的にロイヤリティを支払うユニークな取り組み。

弊社のプラットフォームはPCやスマートフォン等にも対応しており、読者は他のさまざまなデバイスで読むことも可能。

購入した電子書籍端末を読者が利用するか否かに関わらず、読者が会員として購入するたびにロイヤリティを支払う」と語った。
メンテ

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