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【 気仙沼「ファイト新聞」河出書房新社が単行本化  河出書房新社】
日時: 2011/07/18 16:03:52
情報元: 日書連

河出書房新社は6月20日、神楽坂の日本出版クラブ会館で「企画説明会2011」を開催。

今年後半に刊行する新企画や大型本企画等について説明した。

 7月7日発売の『宮城県気仙沼発!ファイト新聞』は、東日本大震災で被災し気仙沼で避難生活を送る小中学生が手書きで作った壁新聞45号分と、子どもたちの避難所生活の模様を収録。

定価税込1300円。

売上げ1冊につき百円を日本赤十字社に寄付する。

 10月には、イギリスの大手出版社DK社が発行する図鑑の翻訳版として『いまがわかる!世界なるほど大百科』を刊行。

地球環境や社会、経済など世界の様々な分野の統計数値を豊富なイラストで視覚的に示す。

予価本体3980円。

 また、名著復活事業として「KAWADEルネサンス」の刊行を今年4月からスタート。

7月には、秦郁彦著『日中戦争史』など、太平洋戦争開戦70年を記念して復刊する著作中心に計5点を刊行する。

 20日の説明会で小野寺優社長は「今年3月に完結した『世界文学全集』は予想をはるかに上回る実績を残した。

今年は東日本大震災が起きて、出版界の先行きは不透明だが、新鮮で歯ごたえのある企画を出せば、必ず読者はいると確信している」とあいさつ。

『ファイト新聞』について「避難所を元気にした子どもたちのパワーを全国に届けたい」と述べた。
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