【 日販グループ 連結売上3579億円 】
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- 日時: 2010/12/22 14:34:27
- 情報元: 日書連
- 日販グループの第63期中間決算概況によると、上期の連結売上高は3579億7100万円、対前年0・1%増の微増収となった。
売上総利益は479億1500万円で同1・7%増と、売上高の増加率を上回った。
MPDの物流受託等の新規事業取り組みにより、売上総利益率が0・2ポイント改善したことなどによるもの。
販売費及び一般管理費は392億8200万円で同0・9%減。
販売費では取引制度改革を推進する中で、書店への仕入在庫管理の提案や基本在庫充足率の向上などの施策によって返品率が改善し、送品・返品に関わる物流コストが減少した。
この結果、営業利益は86億3200万円で同15・2%増、経常利益は38億3100円で同37・6%増となった。
特別損益では会計制度変更の適用による資産除去債務の過年度分一括計上のほか、日販の東京ブックセンター・関西サービスセンターの移転費用等13億3300万円を計上し、中間純利益は11億2000万円で同25・2%減。
連結中間決算は微増収、最終減益となった。
日販単体の売上高は2956億6700万円で同0・4%増収となった。
単体ベースで増収に転じたのは13期ぶり。
売上高の内訳は、書籍が1167億1100万円で同5・5%増。
店頭活性化施策や新規取引が貢献した。
一方、雑誌は1565億8800万円で1・4%減、開発商品は223億6600万円で11・2%減となった。
合計の返品率は35・3%となり、同2・0ポイント改善した。
特に書籍返品率は37・8%で同4・6ポイント減と大幅に改善した。
取引制度改革によるパートナーズ契約や書店への仕入在庫管理の提案などの施策を遂行した結果による。
売上高の増加に加えて、返品改善に伴う販売費の減少により、営業利益は73億9100万円で同15・6%増となった。
また、経常利益は23億3800万円で同68・6%増、税引前中間純利益は13億4900万円で同83・4%増となった。
最終中間純利益は6億8600万円で同84・8%増と、日販単体の決算は増収増益となった。
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