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雑協、電子雑誌の権利処理で修正ガイドラインを策定
日時: 2010/08/05 07:34:10
情報元: 新文化

6月に策定した「デジタル雑誌の権利処理ガイドライン」について、雑協のデジタルコンテンツ推進委員会「ライツワーキンググループ(WG)」は7月1日、権利者3団体の意見を反映した修正ガイドラインを7月1日に再策定し、3団体に提示した。ライツWGでは雑誌のデジタル配信ルールを策定するため、日本文藝家協会(文藝家協会)や日本写真著作権協会(写真著作権協会)、日本音楽事業者協会(音事協)の権利者団体と交渉を継続していた。

ライツWGは7月9日、文藝家協会の知的所有権委員会・電子書籍検討合同委員会で修正ガイドラインについて説明した。また、音事協は同13日、内部で同ガイドラインの検討会を開いた。これらを受け、ライツWGは22日、現状を報告。音事協側からガイドラインにパブリシティ権・肖像権を反映することの要求があると伝えられた。各団体は「紙をベースにしたガイドラインでいいのか」という声があり、紙とデジタルで個別に利益還元を求める意見があったことなどが報告された。

同委員会は8月4日、文藝家協会、写真著作権協会と同ガイドラインの細部に関して詰めの話し合いを行う。新たなビジネスモデルなどに対する定期的な見直しなどを付帯する一方、一括処理を前提とした同ガイドラインで暫定合意したい考えだ。

8月中に合意できば、9月には会員社の編集者を集めた説明会を開き、その後に雑協のホームページで公開する予定。

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