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童心社「怪談レストラン」/6カ月で1年分売上げ
日時: 2010/07/14 08:00:54
情報元: 新文化

童心社のロングセラーシリーズ「怪談レストラン」(全50巻)はテレビアニメが放送された半年間で童心社の約1年分の売上げを稼いだ。累計発行部数は850万冊を超えた。7月にはテレビアニメのDVDが発売され、8月には劇場版が公開されることから、同書の長期フェアに取り組む書店も少なくない。

茨城・水戸の川又書店県庁店は「怪談レストラン」シリーズの全点フェアを約1年間継続中。09年10月にテレビ朝日系でテレビアニメが始まる約1カ月前から、全50点の平積み展開を開始した。

「当初から単なる全点フェアでは面白味に欠けると思い、お化けの絵のオリジナルコンテストを考えた。本を買った子どもらに応募用紙を手渡し、作品を募集して〈読者参加型フェア〉にした」と同店の小根沢辰治店長。飾られることの喜びで店内には約100枚の作品が集まり、昨年12月には優秀作品を表彰、今年1月末まで展示していた。

「テレビアニメの影響だろうが、読者の反応もよかった。50点もあると、『あっ、これ読んでない』と新しい本を買っていく。データを調べると、これだけ売れるフェアもそう多くはない」と小根沢店長は今後も売り伸ばす姿勢。同店はこれまでに合計1300冊以上を販売した。

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