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オーム社、95周年祝う
日時: 2009/11/20 12:02:14
情報元: 新文化


オーム社、95周年祝う

オーム社は11月5日、都内のホテルで創立95周年を記念して「販売感謝の会」を行い、書店、取次会社など約110人が参集した。

同社は1914年11月に雑誌「OHM」の創刊ともに創業。同誌のタイトルは東京電機大学の前身である電機学校の創設者・扇本眞吉、廣田精一、丸山莠三の3氏の頭文字からとったといわれ、電気・電子・科学など専門分野の技術総合誌として最新技術を追求する同社のシンボルとしていまも発行されている。

書籍・雑誌の流通稼働点数は現在約3000点。フランクフルトブックフェアを中心に世界の図書展にも数多く出展し、日本の技術を海外に発信している。

会では冒頭、佐藤政次会長が同社の歴史を振り返りながら先人の思いを伝え、「今後も信頼される出版社でありたい。5年後の100周年は積み立ても始めており、もっと盛大にやりたい」と挨拶した。

続いて伊良子幸夫取締役出版局長は「小社は企画が勝負。『本にするだけでなく読者に選ばれる1冊を作ってほしい』という佐藤会長の意を受けてやってきた」とし、「1冊入魂」を誓い感謝の意を述べた。

販売を担当する村上和夫常務は、07年度から常備特約店を13%減の924店にし、市中在庫を20%削減するなど、効率販売に着手し、直近3年間で返品率を6.4ポイント減少させたと報告。

また欠本補充を強化して増売する方針を付言した。さらに、都道府県別の販売シェアを数値化して「全国均等型の販売実績」であるとし、技術系の受験書「ライセンスブック」シリーズの売上げが前年比7.4%増と堅調であることを説明、出席した書店に増売を呼びかけた。

このあと、紀伊國屋書店、ジュンク堂書店など、売上げ上位の書店を表彰し、第二部では竹生修己社長が「新機軸の開発」に意欲をみせた。

紀伊國屋書店の高井昌史社長、日販の古屋文明社長が祝辞を述べ、トーハンの山崎厚男社長が盃をあげた。


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