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【 埼玉に物流センター建設 】日書連
日時: 2009/05/27 13:07:21
情報元: 日書連

 昨年来、業務提携を進める大阪屋と栗田出版販売は、来年秋の稼働を目途に共同出資会社による新物流センター建設に着手する。

 新物流センターは雑誌・書籍の新刊整品を中心に、一部倉庫機能や取り寄せ機能を併設する統合型センター。

書店の規模に応じた複数の納品形態を用意し、店舗作業効率化も図る。

発送はデジタル・ピッキングを取り入れ、作業スピードは2・5倍、精度も1・5倍に。

オプションで付録添付等の付加サービスも。

 新会社は資本金1億円、大阪屋と栗田の出資比率は55対45になる見通しで、準備室が栗田内に設置された。

センターは埼玉県近辺に複数の候補地が挙がっており、4千坪程度の規模になる。

物流拠点を統合することで両社とも相当のコスト削減が図られるほか、書店、出版社、輸送、印刷各段階でのコスト削減、合理化につながるという。

 15日、大阪屋東京支社で行われた記者説明会で大阪屋三好勇治会長は「2社の持っているサービス、業務を共同利用していこうと1年が経過した。

新しい一歩を踏み出すため物流会社を作り、商社機能と物流を分業化することでコスト削減を図る。

9月までには新会社を設立する予定だ」と述べた。

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