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角川マーケティング、情報誌系を大幅刷新 「ファミリーウォーカー」6月創刊
日時: 2009/04/11 11:46:23
情報元: 新文化

角川マーケティングは6月24日、未就学児童をもつ家族の月刊誌「Family Walker(ファミリーウォーカー)」を創刊する。体裁はA4正寸判・中綴じ。定価390円。創刊日は東京基準で北海道版と九州版は6月26日の発売となる。

全国5版体制で首都圏版5万部、関西版6万部、東海版3万5000部など合計21万部を発行。「ママの目線」をキーワードに休日の外出情報や生活情報、1カ月分のテレビ番組表など家族の絆を深められる企画を提供する。

同社は3月17日、都内のホテルに取次会社や主要書店を招き、事業戦略説明会を開いた。第2部の懇談会の席上、角川グループホールディングスの角川歴彦会長は「『ファミリーウォーカー』は私にとって大きな創刊」と口火を切り、昨年はマスメディアが“試練の年”を過ごし、今年も景気低迷が9月頃まで続き、年内にはどうにか回復、という景況予測があると語った。

「根本原因はメディア力の衰退にある。雑誌のイノベーションはどうあるべきか。先日、相賀徹夫さんのお別れの会で創業記念日に〈創業0年宣言〉をするパネル写真に接し、足が震えた。「『東京ウォーカー』は来年20周年を迎えるが、雑誌部門ゼロ年の気構えで、デジタルと紙媒体の二本柱によるイノベーションを目指したい」と角川会長。

広告面でもナショナルスポンサーで50億円、地域の販促活動で50億円の計100億円にトライすることが、雑誌再生に必要との認識を示した。

「ウォーカー」シリーズのリニューアルでは、6月から「東京ウォーカー」は〈街の再発見〉をテーマに据え、人気エリアの定期的な特集やイベント情報に注力し、〈休日応援マガジン〉に衣替えする。判型はA4変型からA4正寸判に変更する。「北海道ウォーカー」と「九州ウォーカー」はテレビ番組表を削除。「千葉ウォーカー」は休刊し、「街角ウォーカー」の千葉、柏、船橋・習志野の各ウォーカーで再出発する。

「大人ウォーカー」をリニューアル、首都圏在住の40代がターゲットの大人の食雑誌「めしとも」(予価550円)は6月15日、5万部で新創刊。ジャンル別の食情報や総合的な美食レビュー、旬の産地巡り、試食会イベントの動画配信など複合的に紹介する。

女性誌「シュシュ」は3月26日発売号から隔週刊を毎月第2・4木曜日に変更。ロゴも二段組に。判型はA4ワイド判に拡大。特集を倍増させ、B5サイズのスイーツ実用ブックを付録に付ける。目玉連載は「骨格メイク」。

「週刊ザテレビジョン」は3月18日発売号から番組表が1頁6局を5局の配列に変更。天地幅を四ミリサイズアップさせ、文字デザインも一新する。


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