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出版労連労連春闘、賃上げは昨年妥結実績を下回る
日時: 2009/03/24 17:57:44
情報元: 新文化

出版労連の2009年度春闘は、回答指定日の3月11日、49単組(指定日以前の4単組も含む)が経営側から回答を受け、11単組が妥結または妥結方向となった。
定昇込み回答額は、単組平均で6651円(40単組集計)、賃上げ率は1.89%(30単組集計)となった。賃上げは昨年妥結実績を下回った。

平均の回答額は、35歳モデルで8603円(26単組集計)、35歳実態額で7915円(19単組集計)となっている。前年との比較では、「額上」13単組、「同額」4単組、「額下」18単組。
夏季一時金は、28単組が回答を受け、単組平均で前年最終より2.5割増(76単組集計)の25.8割(43単組集計)となった。前年との比較では、「率上」5単組、「同率」17単組、「率下」18単組となっている。

なお、指定要求提出日は2月26日で、加盟69単組・分会がベアおよび夏季一時金の要求を経営側に提出した。賃上げの要求額は、単組平均で1万1223円(2月28日現在、47単組集計)。前年同時点(33単組集計)との比較では、2363円減、前年最終(79単組集計)との比較では1901円減となった。

35歳実態額での賃上げ要求額は、1万2330円(14単組集計)で、前年同時点(11単組集計)との比較では5608円減、前年最終(21単組集計)との比較では3470円減となった。
夏季一時金では、64単組が要求を提出。平均割数は前年比0.6割減の31.1割。全体では、「誰でも最低7000円の賃上げ」を基本にした一律重視の賃上げ方式が中心だが、厳しい状況を反映して賃上げ要求額・回答額ともにマイナスとなっている。


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