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【 新人物往来社が中経出版に営業譲渡 】 日書連
日時: 2008/11/25 08:49:23
情報元: 日書連


 中経出版(杉本惇社長)と新人物往来社(管春貴社長)は11月17日、千代田区麹町の中経出版で記者発表を行い、新人物往来社の出版部門を中経出版に営業権譲渡することで合意したと発表した。

 11月26日以降、新人物往来社の出版事業は社名、定期刊行物、既刊書、店頭在庫のすべてを中経出版の関連会社として継承する。

また、新人物往来社の姉妹会社、荒地出版社の営業権も同時に譲渡された。

 新人物往来社の新しい役員構成は代表取締役会長に中経出版杉本社長、副会長に中経出版安部毅一副社長、社長に新人物往来社相談役の大出俊幸氏、専務取締役に中経出版飯田日出男取締役が就任。

資本金は2千万円、本社は千代田区麹町、営業所は神田錦町に置かれる。

 記者会見で新人物往来社管社長は「先代社長の父から40年前に受け継いだが、清涼飲料の仕事も手掛けており、出版のマネジメントは弱かった。

中経出版が歴史コンテンツに興味があるということで、話し合って出版事業を継承してもらうことになった」と営業権譲渡に至る経緯を説明。

中経出版杉本社長は新人物往来社について「コンテンツはよいものを持っていたが、ロマンと算盤のバランスで中経の営業マインドを注入していきたい」と述べた。

 今後、新人物往来社の豊富な歴史コンテンツを生かした文庫発刊、モバイルへのコンテンツ提供や「歴史文学賞」の再開、流通・在庫合理化などの施策を進め、初年度10億円の販売を目指す方針。


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