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【 中央公論新社、最高益に 】 日書連
日時: 2007/11/22 16:19:58
情報元: 日書連
参照: http://www.shoten.co.jp/nisho/bookstore/shinbun/view.asp?PageViewNo=6144


 第23回書店読売中公会総会が11月12日午後3時から東京・丸の内のパレスホテルで開かれた。

 総会第1部では亀井忠雄会長(三省堂書店)が「先ほどの役員会でもう1期会長を務めることになった。

読売中公会は今期も好調で前年をクリアしている。

会員販売シェアも68・5%と70%に近づいている。

元気な販売力ある組織として活動していきたい」とあいさつした。

 読売新聞社飯山雅史出版部長、根本千尊メディア戦略局次長から『読売ウィークリー』『YOMIURIPC』増売の結果報告と来年度企画、中央公論新社吉村治販売部長からは販売実績と新年度企画説明が行われた。

中央公論新社の説明では、06年度の同会販売実績は新刊109・4%、既刊113・6%、合計111・1%で発足以来最大の売り上げ増だったとした。

 このあと、田村定良販売委員長(田村書店)が新年度の取組みについて「『読売ウィークリー』は店頭増売をお願いする。

『婦人公論』はリニューアル10年に向け活性化の提案を。

書籍は『中公新書で磨きをかける』、『中公文庫BigDream』両フェアで既刊本増売に力を入れていただきたい」などと説明した。

 第2部であいさつした読売新聞東京本社滝鼻卓雄代表取締役会長は「読売中公会の会員シェアは単行本で72%と役割は大きなものがある。

最近、活字文化、文字復権の取組みが行われており、文字・活字文化推進機構も立ち上がった。

読み・書き・計算と、早寝・早起き・朝ごはんが基本だ。

再販は火種が残っており、堅持に向けた共闘が必要だ。

消費税も新聞、出版で軽減税率の取組みを」と当面の課題を指摘。

中央公論新社早川準一社長は「中公新書ラクレ『日本人ジョーク集』75万部のヒットは会員の仕掛け販売がきっかけだった。

『哲学の歴史』もシェアは75%にのぼる。

06年度の売上げは経常利益、当期利益とも99年以降の最高益になった」と報告した。

 日販古屋社長の祝辞に続いて、来年映画公開される「スカイ・クロラ」の原作・森博嗣、監督・押井守の両氏によるトークショーが行われた。



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