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【 紀伊国屋1180億円で首位 】 日書連
日時: 2007/07/21 11:26:58
情報元: 日書連
参照: http://www.shoten.co.jp/nisho/bookstore/shinbun/view.asp?PageViewNo=5933


 日経流通新聞(日経MJ)は7月11日付で第35回日本の専門店調査(2006年度)を発表した。

これによると、06年度の専門店440社の総売上高伸び率は前年比4・5%と前回調査の7・1%に及ばず、経常利益率も4・2%で前回の14・3%を大幅に下回った。

天候不順や競争激化が響いたものと同紙では分析している。

 22業種のうち増収増益だったのは12業種となり、前回調査より4業種減った。

クールビズ効果や厳冬で冬物衣料が好調だったカジュアル衣料や家具は2ケタの増収となったが、呉服と楽器・CDが減収に転じた。

前回、増収率が最大だった家電も高機能商品の普及一巡などで失速。

堅調な個人消費とは対照的に、原料価格の上昇や競争激化などを背景に8業種が経常減益となった。

 書店部門の売上高ランキングを見ると、紀伊國屋書店が2・2%減の1180億円で5年連続のトップ。

2位の丸善は決算期変更で比較できないが981億円。

3位は有隣堂で3・9%増の541億円だった。

売上高伸び率では、ヴィレッジヴァンガードが30・1%、トップカルチャーが16・0%と高い伸びを示した。

 総売上高経常利益率はヴィレッジヴァンガードが10・8%、1人当たり総売上高は戸田書店が6941万円、3・3平方メートル当たり直営店舗売上高は京王書籍販売が307万円、直営+FC新設店舗数はヴィレッジヴァンガードが42店で、それぞれトップだった。

 書店を含む「書籍・文具」業種全体の増収率は3・0%と前回調査より0・9ポイント拡大。

レンタル複合店や中古書店が健闘、まちづくり三法をにらんだ大型出店が寄与した。

ただ、市場低迷で中小書店の苦戦が続き、既存店売上高の前年割れで出店が鈍り減収に陥るケースが目立つ、と同紙では分析している。


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