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【 組合員数6683店に 】
日時: 2006/04/21 08:49
情報元: 日書連

【 組合員数6683店に 】
 今年4月1日現在の日書連加盟、各都道府県組合の書店数は、前年の4月1日より355店(5・0%)減少して6683店になったことが日書連組織強化委員会の調べで明らかになった。

1年間の加入数合計は全国で55店、脱退は加入の8倍近くにおよぶ410店と高い水準が続いている。

 この1年間で加入数が脱退数を上回ったのは和歌山のみで、前年比2店(2・8%)増。

増減なしが北海道、島根、香川の3組合。

残る43組合は組合員数を減らしている。

 加入の内訳は26組合が1年間に新規加入なし。

加入数が多かったのは北海道12店を筆頭に東京7店、福岡6店、香川5店、京都、和歌山各3店。

一方、脱退については、脱退数ゼロの組合は島根のみ。

脱退数の多かったのは東京46店を筆頭に福岡28店、愛知27店、神奈川25店、静岡23店。

 加入と脱退を合わせた増減をみると、減少数が多い順に@東京(39店減)A神奈川(25店減)A愛知(同)C静岡(23店減)D福岡(22店減)E大阪(19店減)F埼玉(16店減)F兵庫(同)H京都(15店減)I宮城(13店減)と都市部が上位を占める。

また、減少率の大きい順に並べると@鳥取(16・7%減)@高知(同)B徳島(11・8%減)C岩手(9・1%減)D沖縄(8・8%減)E静岡(8・6%減)F愛知(7・7%減)G青森(7・5%減)H大分(7・4%減)I山梨(7・1%減)と、こちらは都市部以外の地域が目立つ。

 日書連傘下組合員数は昭和61年の1万2953店をピークに20年連続減少となり、組織規模はピーク時の約51%まで縮小した。

組織強化委員会がこの1年間の脱退理由を調べたところ、「廃業・閉店」221店(53・8%)、「自由脱退」59店(14・3%)、不明130店(31・9%)で、多くの組合員が廃業による脱退を余儀なくされている状況が続いている。

 既存店の廃業による脱退が増加している状況を憂慮する同委員会は、全国書店の経営実態を抉り出す必要があるとの観点から、まず昨年12月に全国組合加入書店を対象に書店経営実態調査を実施。

今後は「書店業界環境改善政策審議会」「環境改善検討ワーキング機関」が中心となって、調査結果に基づき取引条件改善等の施策を提案していく。


http://www.shoten.co.jp/nisho/bookstore/shinbun/view.asp?PageViewNo=5021
から引用
メンテ

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