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不読率、小中高生いずれも増加/「本を読むことに興味がない」41%/東京都教育委員会が調査
日時: 2023/05/23 18:04:05
情報元: 日書連

東京都教育委員会は3月30日、令和4年度子供読書活動推進に関する調査の集計結果を公表した。
この調査は、都内の子供の読書の状況、公立学校や公立図書館での読書活動の現状を把握し、今後の施策に活用することを目的として、第4次東京都子供読書活動推進計画に基づき、隔年で実施している。実施期間は2022年9月上旬〜中旬。調査対象は都内公立学校の児童・生徒(高校二年生のみ全数調査、他学年は5%を目安に抽出)、都立学校および都内公立小中学校、都内区市町村教育委員会、都内区市町村子供読書活動主管課(図書館等)。
1ヵ月間に本を読んでいない児童・生徒の割合(不読率)は、小2が4・4%(19年度2・9%)、小5が5・1%(同4・2%)、中2が10・3%(同9・9%)、高2が33・4%(同30・6%)と、いずれの学年も19年度調査に比べて不読率が増加した。また、いずれの学年も第4次計画目標値に届いていない。
本を読まなかった理由は、「本を読むことに興味がないから」が41・1%(同39・1%)、「読みたい本がなかったから」が39・5%(同37・0%)という回答が多かった。
読み終わった本の平均冊数(読み終わった本が1冊以上ある児童・生徒のみ回答)は、小2が12・2冊(同14・3冊)、小5が7・8冊(同8・3冊)、中2が4・0冊(同4・1冊)、高2が2・9冊(同3・3冊)で、特に小学校低学年で減少した。
読んだ本の中に電子書籍があった児童・生徒の割合は、小2が12・3%(同10・3%)、小5が18・3%(同14・9%)、中2が23・7%(同19・8%)、高2が27・6%(同25・6%)と、ほとんどの学年で増加した。
メンテ

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