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7月期販売額は9・1%減/週刊誌は返品率大幅改善で堅調/出版科研調べ
日時: 2022/11/11 17:19:38
情報元: 日書連

出版科研調べの7月期の書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は前年同月比9・1%減となった。内訳は、書籍が同6・9%減、雑誌が同11・5%減。書籍は店頭販売が苦戦し、返品も増加が続いた。雑誌は2ヵ月連続の2桁減。内訳は月刊誌が同13・4%減、週刊誌が同2・4%減だった。
週刊誌は売行きの良い雑誌が多く、返品も大幅に改善したことで小幅減にとどまった。7月2週目発売の総合週刊誌は、安倍晋三元首相が銃撃され死去した事件を考察・特集し、売行きが非常に良かった。また『週刊少年ジャンプ』(集英社)、『週刊少年サンデー』(小学館)が出版社の枠を超えたコラボ対談企画を実施し急伸した。
書店店頭の売上は、書籍が約7%減。各ジャンルとも低調だったが、7月20日発表の芥川賞・直木賞受賞作の売上が好調だったこともあり文芸書は約3%減にとどまった。
雑誌の売上は、定期誌が約8%減、ムックが約1%減、コミックスは約13%減。ムックは旅行ガイドやNHK出版、宝島社などのシニア向け企画が好調だった。
メンテ

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