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八画文化会館vol.1 特集:終末観光
八画文化会館vol.1 特集:終末観光
ID hakkaku_01
品名 八画文化会館vol.1 特集:終末観光
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商品価格 1,568円 (税込)
説明 八画文化会館
◆特集◆ 終末観光 〜革命的なニッポンの旅へ〜
スネークセンター食堂/笑喜屋衆楽秘宝舎/K華寮/アスカボウル/七洋園/佐世保玉屋/阪神百貨店/丸広百貨店/矢尾百貨店/ピンク座/ラブホテル亜想呼/喫茶マヅラ/King of Kings
■編集部対談「終末観光は新しい旅のスタイルだ」
■革命的な旅人はすでに終末観光を初めていた!?
エロ本小屋(TEAM酷道 鹿取茂雄)/ムロラン・コア(NPO法人 北海道冒険芸術出版 堀直人)/佐和山遊園(ワンダーJAPAN 関口勇)/小原洞窟(珍寺大道場 小嶋独観)/喜楽旅館(日本ボロ宿紀行 上明戸聡)
■終末観光は盛り上がっているか〜い!?
渦潮第一マンション/ガマ洞窟/別府秘宝館解体/F集落/みやまどり苑/幸徳観音/公社多摩川住宅プレイロット/貝殻島灯台/トンネル横丁/旧尼崎警察署/芦ノ牧温泉劇場/南知多郷土資料館/桟食堂/金城牧師/ラブホテルD/浦美術館/名画座U/ひろしま国際ホテル回転展望階/桃花台ピーチライナー
■ふたたび、町をおこせ!!
カッパ村表敬訪問/マスターピースオブYANAI50選
■突入せよ、軍国酒場 
軍国酒保 二等兵/軍歌酒場 戦友/天文館 軍国酒場
■オルタナティブ温泉を訪ねて
ゴールデンランド木曽岬温泉/H穴温泉H奈/川辺温泉/神丘温泉/つぼ花温泉「人間乾燥室」
■遊郭跡に泊まる
麻吉/新むつ旅館/多津美旅館/静観荘
■1971年のボウリング
熱海スターレーン/水島国際ボウリング会館/舞鶴マリンボウル/立山グランドボウル/水前寺スターレーン/伊万里スターボウル
■人生を変えるお土産
にわか仮面ワッペン/飛騨街道 旅がらす/たぬきケーキ/臼杵石仏の大仏味噌/幻のゲイ雑誌
■DEATHCO-GRAPHY FOR THE MODERN AGE
S座/モテル北陸/うずしお観光ビル/H保養所/HOTELマイウェイ/錦館/阿蘇観光ホテル
◆連載◆ REGULAR
■「ミステリーだぜ、おっ母さん?」リターンズ
廃墟にそびえる白い巨塔/キューピーの館/アンテナの家/殉国七士の墓・比良観音霊場/ウトロ地区/石見銀山 千人壺/ナマズ石/たいどう彫刻村/京橋会館/愛犬家殺人事件の廃屋/ラブホテル農協/ロマン書房/平湯大観音/裏メガネ橋
■第1回街角秘密倶楽部AWARD
■COLUMN
幻の風俗情報誌『Lip』の情報求ム
化石物件探しています
ジャケット甲子園 〜8cmシングルCD選手権大会〜
本気のMade in Japan 〜真の大人の駄菓子セレクション〜
一発屋の勝負曲(キクリン)
佐野眞一はすべて知っている(山下陽光)
仕事しないで生きるには(田中芳樹・山内哲也)
実録小説 風俗マンションに住んだ男(マングローブ村越)
ワンダーJAPAN関口編集長に聞く 雑誌のつくりかた(関口勇)
■ローカル三行はみだし情報
◆参加メンバー◆
田端宏章/イル・カポネ//タケピン/ほいじんが/くまお/知扇/林萌/鹿取茂雄(TEAM酷道)/久世高明/鬼束7段/ヨウスケ/関口勇(ワンダーJAPAN)/小嶋独観/村上賢司/舟橋蔵人/那部亜弓/かもす(週末探検隊)/服部智広/伊藤美保子/關根志芳子/マングローブ村越/松本よしふみ/キクリン/山下陽光/田中芳樹/上明戸聡/羞鬼/阿部良/遠藤文庫
【ISBN】978-4-9903712-4-1
【判型】A4変型並製(210×259mm)
【頁数】112p(4c80p/2c32p)
【発行】2011/08
【デザイン】nout 吉川英男
【ジャンル】終末観光、廃墟、珍スポット、旅行ガイド、サブカルチャー
終末観光にいこう!
ただでさえ観光名所とは言えないような場所に、「目的地に辿り着けないかも」「そもそも目的地が現存しない恐れがある」というリスクまで背負いつつ、それでも一か八か、発見の旅に出る。そんな一般的にはあり得ない「革命的な」旅のスタイルが、一部の間で共感を生み、ウェブを中心に盛り上がりをみせた。
珍スポ、珍寺、廃墟、廃線、酷道、ドボク、団地......。様々な場所が、独自の価値観のもと、観光の目的地に生まれ変わってゆく。「観光地以外ならどこでも観光する」というアナキズムに、私も夢中になっていった。
しかし、物事にはやがて飽きがくる。かつて斬新だった旅のスタイルは形骸化し、「マイナー観光スポット」という新しい定番になりさがってしまった。自分勝手に旅の目的地を作り出してゆくという、姿勢の方こそ大切だったのに、それをすっかり忘れてしまったため、ガイドブックを持って旅する一般的な観光と、変わらなくなってしまった。
一体何が楽しいのだろう?
旅の途中で、ぼんやりと、そんなことを考えることが多くなった。そんなあるとき、すごく寂しい和歌山の海辺で、とっくに営業をやめているようなボロボロの観光旅館を発見した。時代からも地域からも置きざりにされ、そこにあるのに、ないことになっている。廃墟でも珍建築でも珍スポでもない、ボロいのが最大の特徴である旅館。引き寄せられるようにして、そこに泊まっていたときに、ふと閃いた。
私の旅は、終末の旅だ。
「終末」をキーワードに紐解けば、色んなことが腑に落ちる。
ひっそりと運命を受け入れるように、やがてこの世から姿を消すもの。もしくは延命処置を繰り返し、結果的に摩訶不思議な何かに変態するもの。寂れてはいるけど、よく観察すれば、モダンであったり気品があったりするもの。始まりから一貫して、時代や地域からズレっぱなしで「終われない」もの。
物事の終わりの時期には、いろんなドラマが待ち受けている。もちろん、終わってしまった後の状態である廃墟も、魅力的な終末観光地だ。時代遅れになり、地元からも必要とされなくなり、見放されてしまった場所。だけど、今の空気と「ズレ」はじめたとき、不思議な魅力を発する場所に変わる。
終末観光に必要なのは、発見する余地がなくなったような気がしても、それでもなお楽しみを発見するという姿勢を持ち続けることのみ。さあ、好奇心の赴くまま、一緒に新しい世界のごきげんをうかがいに行こう。(本文より) 
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