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6月期販売額は7・4%増/書籍、雑誌とも大幅なプラスに/出版科研調べ
日時: 2020/08/15 19:30:52
情報元: 日書連

出版科研調べの6月期の書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は前年同月比7・4%増となった。
内訳は、書籍が同9・3%増、雑誌は同5・5%増でともに大幅増になった。書籍は、前年同月が同15・5%減と大きく落ち込んでいたことに加え、4、5月期に送品が大幅に抑制されたことで返品が減少し、プラスになった。また、6月期は書店店頭の販売も好調だった。雑誌の内訳は月刊誌が同5・7%増、週刊誌が同4・6%増。月刊誌は引き続きコミックスの人気が高水準だった。
書店店頭の売上は、書籍が約2%増。文芸、学参、児童、ビジネス書など前年を上回るジャンルが多かった。ビジネス書は約5%増で、『FACTFULNESS』(日経BPマーケティング)や『人は話し方が9割』(すばる舎)がロングで売れ続けている。児童書は約3%増で、人気シリーズの第5弾『さらにざんねんないきもの事典』(高橋書店)や、『なぜ僕らは働くのか』(学研プラス)などが売上を伸ばした。
雑誌の売上は、定期誌が約8%減、ムックが約20%減、コミックスが約30%増。コミックスは『鬼滅の刃』(集英社)の勢いが止まらず、6月に新刊が発売された『キングダム』(集英社)なども好調で、大幅増が継続している。
メンテ

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