出版・書店 業界 NEWS BOOKSルーエ


出版書店 業界NEWS TOPへ > 記事閲覧           新文化 定期購読 受付  

【 書店ルート3.7%のプラス 】
日時: 2005/09/21 09:51
情報元: 日書連 < >


 2004年のルート別出版販売額は、書店ルートが1兆5481億円、前年比3・7%増で8年ぶりにプラスとなった。

構成比は65・9%で前年より1・5ポイント増。

一方、CVSルート(取次経由)は0・7%減の4910億円と2年続けて前年を下回ったことが、潟jッテン調べ「2004年出版物販売額の実態とその分析」(日販『書店経営ゼミナール会報』特集号)で明らかになった。

〔CVSルートは0・7%減少/ルート別販売額〕 2004年度の出版物販売額2兆3481億円をルート別に整理したのが表1。

このうち書店ルートは1兆5481億円で前年比3・7%増と、前年の伸び率6・0%減を9・7ポイントも上回り、8年ぶりのプラス伸長となった。

構成比も前年より1・5ポイント増えて65・9%だった。

 CVSルート(取次経由)は4910億円で前年比0・7%減。

前年の1・9%減を1・2ポイント上回ったものの、2年連続のマイナスとなった。

構成比は0・4ポイント減って20・9%になった。

また、二次卸などを経由する販売額は234億円で、この結果CVSルートの総額は5150億円となり、前年比0・5%減少した。

 この他のルートを見ると、構成比で7・6%を占める卸売ルートが7・7%減。

生協ルートはほぼ横ばいで、鉄道弘済会ルート7・3%減、スタンド販売ルート3・3%減、輸出ルート6・8%減、その他45・8%減となっている。

鉄道弘済会ルートと、スタンド販売ルートのマイナスは11年連続になった。

〔セブンイレブン1879億円/CVS売上額〕 店舗数100店以上の大手CVS28社を年間総売上額順に並べたのが表2。

CVS全体の店舗数は4万3863店で、前年より1094店増加した。

大手3社で見ると、セブンイレブンは523店増の1万826店、ローソンは256店増の8077店、ファミリーマートは224店増の5994店。

また、店舗数100店以上の28社の店舗数は合計4万2299店で、CVSチェーン61社全体の96・4%を占めた。

 書籍・雑誌売上額はCVS総合計5150億円で前年比0・5%減。

大手3社はセブンイレブン1879億円(4・2%増)、ローソン824億円(5・7%減)、ファミリーマート509億円(11・1%減)。

年間総売上額が1千億円以上の11社合計では4579億円で、CVS総合計の88・9%、出版物総販売額の19・5%を占めた。

大手28社の合計は5007億円で、これはCVS総合計の97・2%、出版物総販売額の21・3%にあたる。

 年間総売上額に占める書籍・雑誌扱い比率は、CVS全体平均で6・7%。

年間総売上額1千億円以上の上位11社平均では6・8%だった。

11社中で最も扱い比率が高いのは、スリーエフの9・8%。

次いでミニストップの8・8%、ポプラ8・0%となっている。

また、1店当たり書籍・雑誌年間売上額は、上位11社平均で1226万円となった。

トップはセブンイレブンの1736万円で、以下スリーエフ1709万円、ミニストップ1422万円。

〔売上額トップ5社で22%占める/出版社売上額〕 出版社4260社の年間売上額と占有率の関係をまとめたのが表3。

売上額上位5社の合計額は、前年比0・2%減の6488億円。

6〜50位は0・5%増の8617億円、51〜100位は2・4%増の3281億円だった。

1001位から2千位、2001位から3千位までのクラスは2ケタ減と落ち込んでいる。

 売上額を占有率で見ると、上位5社で22・3%と全体の5分の1強。

6〜50位は29・6%を占めており、合算すると上位50社で出版社全売上額の51・7%と過半数を占有している。

以下、占有率は上位100社で62・9%、同200社で74・6%だった。


http://www.shoten.co.jp/nisho/bookstore/shinbun/view.asp?PageViewNo=4611
引用
メンテ

Page: 1 |