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フライヤー「読者が選ぶビジネス書グランプリ」/『FACTFULNESS』に決定/「政治・経済」部門とダブル受賞
日時: 2020/04/08 21:24:54
情報元: 日書店


ビジネス書の要約文をアプリに配信するサービスを展開するフライヤーは2月18日、東京・千代田区のグロービス経営大学院東京校で「読者が選ぶビジネス書グランプリ2020」の授賞式を開催。総合グランプリに『FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』(ハンス・ロスリング他/日経BP)が輝いた。同書は「政治・経済」部門も受賞した。
今年で5回目となるこの賞は、ビジネスに役立つ「いま読むべき本」をテーマに読者が選ぶビジネス書の年間アワード。対象書籍は18年12月から19年11月に国内で刊行されたビジネス関連書。過去最多となる約100冊のエントリーが出版社から寄せられた。それらを「イノベーション」「マネジメント」「政治・経済」「自己啓発」「リベラルアーツ」「ビジネス実務」の6部門に分け、インターネット上で一般から広く投票を受け付けた。最も票を集めた書籍を総合グランプリに決定した。
授賞式の冒頭、フライヤーの大賀康史CEOは「ビジネス書グランプリの取り組みは創業時の思いと強く関係している。読者の声を集約することで、ビジネスパーソンにとって本当に価値のある本が健全に評価され、書店でもインターネットでも大きく露出され、読者の元に届くようにしたい」とあいさつした。
続いて全6部門の受賞作を発表。著者や担当編集者、翻訳者が登壇した。グランプリに輝いた『FACTFULNESS』の担当編集者の中川ヒロミ氏は「現在、63万部。良い本だから100万部を目指せという声をいただいている。これからも増売に努力したい」と喜びを語った。
大賀CEOは今回受賞作の傾向を「多様性の理解」と総括した。
各部門の受賞作は以下の通り。
▽イノベーション部門=『売上を、減らそう。たどりついたのは業績至上主義からの解放』(中村朱美/ライツ社)▽マネジメント部門=『学校の「当たり前」をやめた。―生徒も教師も変わる!公立名門中学校長の改革―』(工藤勇一/時事通信社)▽政治・経済部門=※グランプリ作品とダブル受賞▽自己啓発部門=『天才を殺す凡人職場の人間関係に悩む、すべての人へ』(北野唯我/日本経済新聞出版社)▽リベラルアーツ部門=『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(ブレイディみかこ/新潮社)▽ビジネス実務部門=『メモの魔力TheMagicofMemos』(前田裕二/幻冬舎)
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