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10月期販売額は5・3%減/増税と台風の影響で店頭不振/出版科研調べ
日時: 2019/12/30 20:00:21
情報元: 日書連

出版科学研究所調べの10月期の書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は前年同月比5・3%減となった。
内訳は、書籍が同3・2%減、雑誌が同7・4%減。雑誌の内訳は、月刊誌が同6・0%減、週刊誌が同12・9%減。週刊誌が大幅減となったのは、少年コミック誌や女性誌など搬入本数が少ない雑誌があった影響による。
返品率は、書籍が同4・1ポイント減の37・0%、雑誌が同0・1ポイント増の43・3%。雑誌の内訳は、月刊誌が同0・6ポイント減の43・5%、週刊誌が同3・0ポイント増の42・3%。書籍は新刊、重版ともに送品部数を抑制する傾向にあり、返品率は大きく改善した。
書店店頭の売上は、10月1日の消費税率引上げと10月12日に上陸した台風19号、その後に相次いだ豪雨など天候不順だったこともあり、低調だった。
書籍は約8%減で、各ジャンルとも低調。前年を上回ったのは、ノベルズ『鬼滅の刃片羽の蝶』『鬼滅の刃しあわせの花』(ともにJUMPjBOOKS)と『ケーキを切れない非行少年たち』(新潮新書)が売れた新書(約1%増)のみだった。
雑誌は、定期誌が約5%減、ムックが約12%減、コミックスが約4%増。コミックスは『ONEPIECE』の新刊発売があったほか、既刊の売行きも圧倒的な『鬼滅の刃』(ともに集英社)が大ブレイクしており、3ヵ月ぶりに前年を上回った。
メンテ

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