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9月期販売額は3・0%減/店頭売上では児童書が好調/出版科研調べ
日時: 2019/12/30 19:54:39
情報元: 日書連

出版科学研究所調べの9月期の書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は前年同月比3・0%減となった。内訳は書籍が同0・2%増、雑誌が同7・3%減。雑誌の内訳は、月刊誌が同8・4%減、週刊誌が同1・5%減で月刊誌が低調だった。
書店店頭の売上を見ると、10月1日からの消費税増税を前にした駆け込み需要はあまり見られず。また、9月9日に上陸した台風15号など、悪天候の影響もあり月前半の売行きは振るわなかった。書籍は前年同月に比べ約3%減。この中で児童書は、「おしりたんてい」シリーズ(ポプラ社)に加え、テレビ等で紹介された『こども六法』(弘文社)が大ヒットするなど、約1%増と好調だった。
雑誌は、定期誌が約5%減、ムックが約6%減、コミックスが約1%増。定期誌やムックでは、9月20日に開幕したラグビーワールドカップ日本大会関連の特集号が好調だった。コミックスは前年同月に『SLAMDUNK新装再編版』(集英社)が刊行された反動などマイナス要素があったが、『鬼滅の刃』(集英社)の大ヒットで前年を上回った。
メンテ

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