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室井滋さんの講演会開く/東日本地区OaK友の会研修会・懇親会
日時: 2019/11/18 18:00:34
情報元: 日書連

東日本地区OaK友の会(奥村弘志幹事長、南天堂書房)は9月17日に東京・文京区のホテル椿山荘東京で2019年度研修会・懇親会を開催し、会員書店、出版社など210名が出席した。
研修会では、女優の室井滋さんによる講演「嗚呼、二足のわらじキトキトエッセイ人生」を、橋小織副幹事長(BOOKS隆文堂)によるインタビュー形式で開催した。室井さんは、エッセイを書き始めたきっかけや女優業との両立、絵本の執筆や全国各地で行っている絵本ライブなどについてエピソードを披露。絵本『しげちゃん』(金の星社)の読み聞かせなども行った。
懇親会では、体調不良で欠席した奥村幹事長に代わり、今野英治副幹事長(今野書店)があいさつ。消費税増税とキャッシュレスによるポイント還元について言及し、「書店にとってキャッシュレスはうれしくない。ただでさえ利益率が低い中、手数料負担で爪の先ほどの利益をさらに削がれる状況になっている。こうした手数料を書店が全て賄う状況では、この後続けていくのは厳しい。少しでも書店に利益が残るように一緒に考えていただけたらと思う」と話した。
続いて来賓を代表してあいさつした日書連・矢幡秀治会長は、キャッシュレス決済について「書店は利益を上げているところでも1%で、手数料で3%持っていかれたら赤字だ。政府はキャッシュレス決済率を40%に引き上げるという目標を定めている。ただ、出版社や取次にお金をくださいとはなかなか言えず、政府に直接言っていきたいと考えている」と述べた。
このあと文藝春秋・中部嘉人社長の発声で乾杯して開宴した。
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