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3月期販売額は6・4%減/週刊誌11・3%減と低迷続く/出版科研調べ
日時: 2019/05/31 21:27:51
情報元: 書店組合

出版科学研究所調べの3月期の書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は前年同月比6・4%減だった。
部門別では、書籍が同6・0%減。前年同月は『漫画君たちはどう生きるか』(マガジンハウス)の増刷が相次いでいたこともあり、同月の出回り金額は同6・5%減。送品減により販売も減少した。雑誌は同7・0%減。内訳は月刊誌が同6・2%減、週刊誌が同11・3%減。月刊誌はコミックスが健闘したが、週刊誌の低迷が続く。
返品率は、書籍が同0・4ポイント減の26・7%。雑誌は同1・3ポイント減の40・7%。内訳は月刊誌が同1・8ポイント減の40・7%、週刊誌が同1・7ポイント増の40・8%。月刊誌はコミックス、ムックの返品が大きく改善したことで減少した。
書店店頭の売上げは、書籍が約1%増。前年を上回ったジャンルが多かった。中でも新書が約11%増と好調。樹木希林『一切なりゆき』(文春新書)は3月だけで20万部の増刷がかかり、100万部を突破した。趣味・生活はテレビで紹介された『ゼロトレ』(サンマーク出版)の再ブレイクで約5%増。ビジネス書は著者のテレビ出演で伸長した『メモの魔力』(幻冬舎)などのヒットで約9%増。
雑誌は定期誌が約3%減、ムックが約3%減、コミックスが約12%増。コミックスは『ONEPIECE』(集英社)の新刊発売、前月に続きアニメ化作品『約束のネバーランド』(集英社)、『五等分の花嫁』(講談社)の既刊が絶好調で、大きく伸長した。
メンテ

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