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12月期販売額は1・8%増/2年1ヵ月ぶりのプラスに/出版科研調べ
日時: 2019/02/20 16:50:30
情報元: 日書連

出版科学研究所調べの12月期の書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は前年同月比1・8%増。出版物全体で前年を上回るのは16年11月期以来、2年1ヵ月ぶりとなる。
部門別では、書籍が同5・3%増。佐伯泰英の文庫新刊(双葉社)やポプラ社「おしりたんてい」「かいけつゾロリ」など大物新刊が多く、出回り部数・金額ともに前年を上回り、返品も改善されたことから大幅増となった。
雑誌は同1・6%減で、内訳は月刊誌が同1・2%減、週刊誌が同4・3%減。前年同月は雑誌全体で17・0%減と激減していた反動で減少幅は少なかった。特にコミックスが持ち直した。
返品率は、書籍が同1・9ポイント減の35・0%。雑誌は同1・8ポイント減の39・7%。内訳は月刊誌が同2・3ポイント減の39・1%、週刊誌が同0・5ポイント増の42・7%。月刊誌はコミックスの大幅な返品減により改善された。
書店店頭の売上げは、書籍が約2%減。文庫は約1%増。佐伯泰英『空也十番勝負青春篇』(双葉社)の新刊が上・下巻各30万部で刊行され、伸長した。児童書は「おしりたんてい」シリーズが新刊・既刊ともに大ブレイクし、約3%増。
雑誌は、定期誌が約5%減、ムックが約6%減、コミックスが約11%増。コミックスは『ONEPIECE』『僕のヒーローアカデミア』(いずれも集英社)など強力新刊の刊行で4ヵ月連続のプラスとなった。
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