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年末年始の店頭売上/トーハンは3・8%減、日販は4・3%減/コミックが前年実績を上回る
日時: 2019/01/16 20:55:33
情報元: 新文化



年末年始(18年12月29日〜19年1月4日)の書店店頭売上動向をトーハン、日販が発表した。これによると、トーハン調べが前年比3・8%減、日販調べが同4・3%減と、ともに前年実績を下回った。
トーハンの発表(1614店)によると、年末の売上は書籍2・1%減、雑誌12・4%減、コミック5・9%減、MM(マルチメディア商品)1・4%増、総合5・1%減。年始は書籍2・3%減、雑誌9・6%減、コミック5・3%増、MM4・6%増、総合2・5%減。期間計は書籍2・2%減、雑誌11・2%減、コミック0・2%増、MM3・0%増、総合3・8%減だった。
書籍は、ジャンル別では書籍扱いコミックが10・1%増、人文・社会が4・9%増、一般・教養が2・0%増、資格・語学が2・4%増、児童が2・0%増と前年を上回った。客数は7・9%減と前年を下回ったが、客単価は0・8%増と前年実績を上回った。
日販の発表(1829店)では、年末の売上は書籍3・0%減、雑誌11・1%減、コミック4・4%減、開発品6・5%増、合計5・0%減。年始は書籍4・8%減、雑誌9・9%減、コミック4・6%増、開発品2・4%増、合計3・7%減。期間計は書籍4・0%減、雑誌10・6%減、コミック0・5%増、開発品4・5%増、合計4・3%減だった。
書籍は、ジャンル別では文芸書が0・1%増、学参が2・6%増、児童書が0・7%増とプラスになった。一方、売上シェアの高い文庫が8・2%減、実用書が12・6%減と低調だった。雑誌は、年末に発売された月刊誌の主力銘柄の売上低迷や、週刊誌の発売日の影響などを受けて10・6%減と大幅マイナス。コミックは、『空母いぶき』(小学館)、『賢者の孫』(KADOKAWA)など年末発売のタイトルが売上を牽引したほか、各社の単価値上げの影響もあり、0・5%増と前年を上回った。
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