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旗手啓介、宮下洋一両氏が受賞/第40回講談社ノンフィクション賞
日時: 2018/10/12 21:07:29
情報元: 日書連



平成30年度講談社ノンフィクション賞、講談社エッセイ賞、講談社科学出版賞の贈呈式が9月13日、東京・千代田区の如水会館で行われた。
受賞したのは、第40回講談社ノンフィクション賞に旗手啓介氏『告白あるPKO隊員の死・23年目の真実』(講談社)、宮下洋一氏『安楽死を遂げるまで』(小学館)、第34回講談社エッセイ賞にこだま氏『ここは、おしまいの地』(太田出版)、高橋順子氏『夫・車谷長吉』(文藝春秋)、第34回講談社科学出版賞に川端裕人氏『我々はなぜ我々だけなのかアジアから消えた多様な「人類」たち』(講談社)。
贈呈式では、講談社・野間省伸社長があいさつで「講談社ノンフィクション賞は、来年度より戦後を代表するノンフィクション作家である本田靖春さんの名を冠し、『講談社本田靖春ノンフィクション賞』と改称し新たなスタートを切る。エッセイ賞は本年度限りで終了するが、講談社科学出版賞は継続する」と述べ、受賞者に賞状と記念品、副賞を手渡した。
ノンフィクション賞を受賞した旗手氏は「カンボジアでのPKOで、文民警察隊の方々が記録を大切に持っておられた。それをメディアがちゃんと発掘して世に問うていくということの重要性を改めて感じさせてもらった。これからも精進していきたい」、宮下氏は「海外でフリージャーナリストを務める自分自身に疑問を持ち続け、とても不安だった。知識と経験を積めば生活は安定してくるというような甘い世界ではなかった。満足のゆく仕事を全うさえすれば諦めがつくという思いを持ちながら、今回の取材で全力疾走した気がしている」と語った。
メンテ

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