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11月1日は「本の日」全国書店でフェアなど実施/「本の日」実行委員会を設立
日時: 2018/08/18 10:54:25
情報元: 日書連

11月1日を「本の日」として全国の書店でキャンペーンを展開しようと、全国の書店・書店会で構成する「本の日」実行委員会が発足。7月30日に東京・新宿区の日本出版クラブ会館で設立式が行われた。
「本の日」は書店新風会の大垣守弘会長(大垣書店)が提唱し、日本記念日協会に申請して昨年制定されたもの。実行委員会は、一部の書店や書店会に限定せず、設立後も幅広く参加を呼びかける。出版社、取次、関係団体にも働きかけ、出版業界を挙げた恒例行事とすることを目指す。
キャンペーン期間は10月1日から11月30日まで。「11月1日は本屋へ行こう!」キャンペーンとして趣旨に賛同する書店がブックフェアやイベント等を独自に展開するほか、実行委員会として絵本のビブリオバトルや図書カードが抽選で当たるプレゼントキャンペーン等を実施。「本の日」オリジナルロゴを作成し、SNSにより各イベント情報の拡散を行う。
設立式で、実行委員会設立発起人代表の日書連・舩坂良雄会長は、「大垣会長が、この業界をよくしたい、1冊でも多く売っていきたいという考えから構想したのが、この『本の日』。全国の書店に周知徹底し、本の増売とお客様に喜んでいただける仕組みを考えたい。キャンペーンの具体的な内容が固まってきたので、日書連の9月理事会で賛同を得て企画を盛り上げていきたい」と述べた。
来賓を代表してあいさつした日本書籍出版協会・相賀昌宏理事長は、「この運動を大きくするには、まず出版業界で働く人間が率先して『本の日』に書店に行くようにすることが大事。書店に人が集まるならば、何かやろうじゃないかという考えになる」と指摘。製紙、印刷、加工業者、作家など業界関係者にも呼びかけ書店に足を運んでもらうようにしたいと述べた。
実行委員を代表してあいさつした大垣氏は、「今まで我々は、出版社が作り取次から配本された本を並べるだけで、努力が足りなかったのではないかと、新風会で話をしていた。個々の書店がお客様にファンになっていただくことが大事だと思い至った。『本の日』を書店に足を運んでいただくきっかけとし、書店の魅力を我々自身で発信して読者を増やしていきたい」と述べた。

〔「本の日」実行委員会設立発起人〕
▽設立発起人代表=舩坂良雄(大盛堂書店)
▽設立発起人=大垣守弘(大垣書店)須藤令子(朗月堂書店)橋小織(BOOKS隆文堂)武田初男(ラムラブックセンター芳進堂)田村定良(田村書店)林田芳幸(啓林堂書店)藤原直(金港堂)矢幡秀治(真光書店)山本秀明(金正堂)
〔「本の日」実行委員会メンバー〕
▽実行委員=亥角政春(金高堂書店、金文会)大垣守弘(書店新風会代表)須藤令子(大田丸)橋小織(絵本・日本プロジェクト代表)武田初男(東京トーハン会代表)田村定良(西日本OaK友の会代表)林田芳幸(阪奈トーハン会代表)藤原直(東北日販会代表)矢幡秀治(東京日販会代表)山本良(福岡金文堂、金文会)
▽プロジェクトメンバー=赤井良隆(大垣書店)井之上健浩(久美堂)奥野康作(ブックエース)奥村知佐子(南天堂書房)木村歳一(明正堂)草g主税(有隣堂)中島剛(三省堂書店)林田幸一(啓林堂書店)舩坂仁子(大盛堂書店)森文吾(八重洲ブックセンター)
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