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6月期販売額6・7%減/書籍は2・1%減と小幅な落ち込み/出版科研調べ
日時: 2018/08/18 10:53:25
情報元: 日書連

出版科学研究所調べの6月期の書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は前年同月比6・7%減となった。
部門別では、書籍は同2・1%減と比較的小幅な落ち込みにとどまった。『新・人間革命』(聖教新聞社)の最新刊など大部数の新刊が多かったほか、返品率が改善されたことが小幅のマイナスに収まった要因になった。雑誌は同11・2%減。雑誌の内訳は、月刊誌が同11・5%減、週刊誌が同9・6%減と厳しい状況が続く。
返品率は、書籍が同0・2ポイント減の41・4%、雑誌が同0・3ポイント減の44・5%。雑誌の内訳は月刊誌が同0・4ポイント減の45・1%、週刊誌が同0・5ポイント増の41・9%。月刊誌はコミック、ムックなど不定期誌の返品が大幅に改善した。
書店店頭の売上げは、書籍が同約2%減。その中で児童書は約5%増と健闘。人気シリーズの最新刊『続々ざんねんないきもの事典』(高橋書店)やヨシタケシンスケの新刊絵本などが販売を押し上げた。
雑誌は、定期誌が約8%減、ムックが約2%減、コミックスが約4%増。コミックスは大幅減が続いていたが、6月期は集英社から『ONEPIECE』89巻の発売と『SLAMDUNK新装再編版』(書籍扱いコミックス)が一気に6冊発売され、売行きも好調だったことからプラスになった。
メンテ

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